【感想・ネタバレ】風と雲の街のレビュー

あらすじ

元刑事・鳴神一介と風来坊の去来正成は、警察で手に余る事件を請け負う、「危機管理サービス」を始めた。最初の依頼は、突然失踪した人妻の捜索。その道すがら出会った超嗅能力犬・頑鉄。臭いを嗅覚でなく脳で嗅ぎとる頑鉄に導かれ、人妻の行方を追う二人は、旧日本帝国陸軍の極秘研究に突き当たった! 過去の恐るべき“闇の遺産”を描いた、驚愕のサスペンス!

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Posted by ブクログ

1989年の西村寿行作品で、元刑事と、その幼なじみの財産家の息子の2人組が活躍する『街シリーズ』の最終作。

シリーズは作品毎に2人の名前と、微妙な設定が違い、今作では刑事から元刑事になる鳴神と、ろくなものを発明しない発明家の去来。今作での2人組は、共に杖術の使い手という設定。
「危機管理サービス」とは名ばかりで、メインとなる仕事は家出人の捜索、という2人が、家出した人妻の捜索から、謎の大型犬と出会い、そこから第二次世界大戦時代の超能力開発に端を発する日本とアメリカの情報戦に巻き込まれていくという物語。

80年代末の西村作品なので、全盛期の西村作品と比べて物語の熱量は低め。超能力捜査+人質となった人妻の奪還というクライマックスの描写も実にあっさり。
去来の発明家という設定は、最初から最後まで全く物語に活かされない。だったら、これまでのシリーズ作同様、資産家の三男坊という設定でよかったのに。

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2026年04月29日

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