あらすじ
傷つきやすかったり、落ち込みやすかったり…日常のあれこれにいちいち敏感に反応する女の子。面倒くさいけど、なんとなく可愛くて、突っ込みどころ満載だけど、実はどこにだっている女の子の日常コミック。
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Posted by ブクログ
共感の嵐。
主人公の人見知り具合が異常なんだけど、わかるわかると何度も頷いてしまう。
自分を見ているかのようだった。
入学式という一気に人間関係がリセットされる日。
不安と心配で新しい仕組みや人間関係、膨大な情報量に脳みそが混乱する。
感情を全てオフにして流れに身を委ね、耐え抜こうとする主人公。
当座は何も考えずその場を乗り切ることにすべての神経を注ぐだけなので楽だけど、あとからツケが回ってくる…。
先生や友達の言っていたことをすっかり忘れてしまっているのだ。
表面上はわかってる風を装うけど、本当はまったく理解していない。
なにせ感情をオフにしていたのだから。
こうなったらもう一度確認するしかない。
勇気を出して声を掛ける。
返ってきたのは、少し的外れな答え。
しかし、聞き直すことなんて到底できない。
「あの時快く説明してくださったのに…!また聞き直させていただくの申し訳ない!」(頭の中では常に誰に対しても過剰な謙譲語なのほんとに共感)
いつも頭の中は葛藤だらけ…。
入学式のお話以外にも共感できる部分がたくさんあった。
絶対にありえないような最悪の事態を想定して身震いをする。
気まずい沈黙を作ってしまい、あとから思い出しては絶望する…。
本書のお陰で自分を客観的に見れたかも…?