【感想・ネタバレ】不良少年のレビュー

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Posted by ブクログ

社会的貧困の「不良」をアメリカのティーンエイジャーから「太陽族」「暴走族」に至るまで60〜80年代の若者論として読み直し、主にアルチュセールにおける学校-家族社会における対抗として読み直す。中間領域としての「漂流」の意味を考えさせられる本。

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2020年08月30日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
不良とは何だろうか。
世間から社会的な劣等者ないしは犯罪者予備軍というレッテルを貼られる存在でありながら、一方で息の詰まりそうな管理社会に風穴をあけるトリックスター的存在。
かつてこの両義性によって不良精神が輝いてみえる時代もあったが、それもいまはノスタルジーとして語られるのみである。
恐るべき若者たちに対する近代国家の管理と保護の動向を鳥瞰しつつ、トリュフォーの映画や戦後日本のマンガ・劇画に登場する不良少年たちの反抗と運命を共感をもって描くもうひとつの若者文化論。

[ 目次 ]
第1章 恐怖から管理へ―若者は、恐怖の対象であった
第2章 管理の科学
第3章 「不良少年」の誕生
第4章 不良少年から非行少年へ―「不良少年」の戦後史
第5章 大人は判ってくれない―映画のなかの不良少年
第6章 ジャンルとしての「不良少年」―マンガのなかの不良少年
第7章 不良という文化
終章 反学校文化のゆくえ

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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2014年10月27日

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