【感想・ネタバレ】子どもの発達障害 家族応援ブックのレビュー

あらすじ

「うちの子、理解されにくいかも……」「うちの子、学校になじめないかも……」。言葉としてはよく知られるようになった「発達障害」。ただ、障害の詳しい特性や、望ましい接し方、「療育」など支援の仕方など、肝心なことはまだまだ十分知られているとは言えません。大切なことは、周囲の方が「発達障害」について正しい知識を持ち、早いうちに子どもが抱えている困難感を理解して、その子が持っている伸びる力を発揮できるようサポートしてあげることです。本書は、発達障害を持つ子どもが、すこやかに成長し、将来自立していけるように、発達障害の基礎知識、療育や支援の受け方など、実践的で役立つ情報を児童精神科医師がやさしく解説し家族を応援します。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

妊娠中に、子どもの個性について勉強したくて手に取りました。この本の著者は、発達障害をはじめとした子どものこころの臨床に従事している医師です。発達障害が治すものではなく、つき合っていくものだという基本的な考え方から、周りの大人たちがその個性を理解するための具体的な情報まで載っています。

個人的には、下の3つが心に残りました。
▶ある状態を障害とみなすかどうかは、所属する社会や文化によって決まる。例えば、オランダ人の平均身長は日本人の平均より10センチ高く、便器の高さが日本人には合わない。

▶発達障害は『治る』ではなく、「つき合っていく、障害の部分を支援していく」の考えで捉えるものだ。

▶好き嫌いは個性。偏食を無理に治す必要はない。

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2022年07月02日

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