【感想・ネタバレ】ブッダの伝道者たちのレビュー

あらすじ

ブッダ、ナーガールジュナ(龍樹)、ヴァスバンドゥ(世親)、蓮如、鈴木正三。彼らの生涯と思想、歩んだ道、説いた言葉から、仏教の智恵と生きる手順を学ぶ。形を変え、人々を導き救ってきた仏教に近づく試み。
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Posted by ブクログ

5人の仏教伝道者の取り組みと考え方を紹介して、原始仏教から日本の現在の仏教の流れを明快に解いている。ゴータマ・ブッダの悟りである「中道」「縁起」「空」。大乗仏教の基礎を確立したナーガールジュナ(竜樹)の著作と「空」の実践。「瑜伽」や「唯識」を体系化し仏教を統合したヴァスパンドゥ(天親、世親)。仏教の教えを軸として、ごく普通に世俗社会を生き抜くことを示した蓮如。さらに日常と世俗の中の仏道を説いて、現代の日本仏教の礎となっている鈴木正三。仏教の謎が少し解けた気がした。

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2017年02月10日

Posted by ブクログ

ブッダ、ナーガールジュナ、ヴァスバンドゥと大きな仏教の流れを平易に解説しつつ、蓮如、鈴木正三など日本における仏教の独自進化についても解説する。スケールが大きくて、なかなか踏み込めなかった仏教であるが、導入の1冊として良いように思う。

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2013年08月27日

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