【感想・ネタバレ】黄金仮面のレビュー

あらすじ

怪物は彼女のふくよかな胸をねらって、短剣をふりかぶった。もがきにもがく手が、近々とのしかかる怪物の顔を、はっしと打ったその瞬間、ポロリと落ちた黄金仮面! 怪物はアッと叫んで、す早く仮面を被りなおしたが、その正体はまざまざと……。ゾッとするほど無表情な金属性の顔、シューシューという妙な笑い声、めくれ上がった三日月型の唇からしたたり落ちる血。古美術、国宝ばかりを狙う怪盗に名探偵明智小五郎の鋭い挑戦! 黄金仮面/何者/D坂の殺人事件/心理試験/を収録。

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Posted by ブクログ

中学の頃、表題作の犯人像その他の‘アンフェア’さに腹を立てた思い出がある。が、久しぶりに読み返して思ったのは、これは痛快娯楽活劇とでも言うべきものであって、そもそもフェアもへったくれもないのだな、ということだ。小学生の頃はNHKのラジオドラマ『黄金仮面』(昭和の薫りだ!)を楽しく聞いていたのだし、中学生くらいがいちばん潔癖なのかも。ほかの数編はいずれも明智小五郎が活躍する本格推理。

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2009年10月04日

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