【感想・ネタバレ】速さのちがう時計のレビュー

あらすじ

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11年間新聞に連載された詩画の中から79点とエッセイ11編を収録。ふるさとの花を中心に、自然とのふれあいをサインペンで描く。

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Posted by ブクログ

私が気に入った詩

えいざんすみれ

  花が小さくk
 見える日
私のこころも
 小さいと思う

花が大きく
 見える日
 私のこころは
  広いと思う




とらのお


  スターになった気分でしたよ
 山道で歌ったら
木漏れ日のスポットライトに
 谷川の生伴奏です

〝虎尾草”という
        白い花が
  ペンライトのように
       ゆれていました



さざえ

果物や野菜は
  描いてから
       食べる。

貝は
 食べてから
    殻を描く

得をしていると
    つくづく思う



あけび

猿の群のようjに
枝にぶら下がり
木の実を食った
すり傷だらけの少年たちは
どこへ行ってしまったのだろう
アケビが口を開いたというのに




木の枝

使いみちもなく
放り出された木の枝
しかしその陰で
寒さをしのぐ虫がいた
拾い上げて
枝にする人がいた

0
2014年12月12日

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