【感想・ネタバレ】侵入のレビュー

あらすじ

〔競馬シリーズ〕周囲の反対を押し切って、先祖代々敵対する家の息子と結婚した妹。ところが、何者かの扇動による中傷記事によって二人が営む厩舎が窮地に追い込まれてしまった。憎悪に満ちた記事を陰で操るのは誰か? 徒手空拳のチャンピオン騎手キットが、マスコミ界を相手に奔走する人気シリーズ第24弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

競馬シリーズ24作目。

普段、解説は軽く読み流していて
誰が書いているのかなんて気にしたことがないのだが、
大河ドラマのロケのために乗馬訓練をしたとあっては、
誰なのかと読み返した。
俳優児玉清。
アタック25の司会者でもあり、ミステリー好き、いや本好きとして有名な方だ。
川中島決戦の本番で落馬し
馬や乗馬、騎手を描くディック・フランシスの偉大さがわかったということだった。

今回の主人公キットは障害競馬の騎手。
「ロミオとジュリエット」のジュリエットの双子の兄だ。
その妹夫婦が新聞に中傷記事が載ったせいで、
厩舎の経営が経済的危機に陥る。
盗聴器とか、ビデオ撮影とか、スタンガンとか新しいものがいろいろ出て来た。

馬を引き上げに来た馬主との対決や新聞社との争い、
もちろんレースそのものといろいろ見せ場はあったが、
個人的ヤマ場は、キットがナイフで脅されていた時に、
馬主の王女のロールスロイスが通りかかり、
開けられた後部ドアに転がりこんだところ。
キットのことがお気に入りとはいえ、
躊躇なくただの騎手のキットの危機を救う王女がかっこよすぎる。

王女の姪と買い物に出かけて、
お互いへの贈り物を別々に買って、
好みが同じだとわかった場面がかわいらしかった。

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2023年09月21日

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