あらすじ
都内で発見された男性の絞殺死体。傍らに残された「タクサンノヒトガシヌ」という遺書は、大量殺人計画の存在を告げていた。その頃、一本の脅迫電話がかかってくる。東京湾アクアラインを爆破されたくなければ、五億円を用意せよ、と。犯人たちは悪戯でないことを示すため、海底トンネル内に白煙を発生させた。それこそが、首都・東京を守り続ける十津川警部への宣戦布告だった。
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Posted by ブクログ
職安(はろーわーく)通いの中年の男性が殺される。
そこから,東京湾アクアラインでの事件までの飛躍がわからない。
お金目的なら手が込みすぎているし,逃走経路が杜撰。
海外に逃亡するなら,事件中に逃亡し,
スイスの銀行にでも振り込まないとうまくないのでは?
なぜ仲間を殺し始めるのかもわからない。
しっちゃかめっちゃかな世相を反映していると言われればそうかもしれない。
アクアラインの建設の課題を掘り下げているわけでもない。
納得感のない事件だ。納得感がなくても,十津川警部の推理に説得感があればいい。
どちらも不十分だと感じると,何を頼りに読めば良いのだろう。