【感想・ネタバレ】日本の「宗教」はどこへいくのかのレビュー

あらすじ

日本の宗教はどこからきてどこへいくのか。鎌倉仏教の担い手たち、法然・親鸞・道元・日蓮らの「心の探求」という精神的な命脈を糸口として、祖霊信仰と神仏とのかかわり、近代前後の宗教観の変容を解く。

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Posted by ブクログ

「どこへいくのか」ではなく今まで「どう変わってきたのか」を
仏教を中心にしてわかりやすく概観できる本。

日本の宗教史において織田信長の果たしたことの大きさ、現日本人の
心の中にある宗教的空白、そして今でも深く静かに日本人の根っこの
ところで息づいている先祖崇拝。ストンと素直に腑に落ちる内容の
多い本であった。

それにしても現在の日本人における宗教的空白は震災や原発の問題と
同じくらい大きな課題だと私は思う。ほとんどの人間は、実は信仰
なしに生きていけるほどは強くない。

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2012年08月26日

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