あらすじ
2002年に初版がアメリカで刊行されて以来、国境を越えて広く影響を与えている
現代における「礼節」「礼儀正しさ」の原典ともいうべき1冊です。
アメリカ国内はもとより、世界各国でさまざまな団体が本書に影響を受け、
シビリティ(=礼節、礼儀正しさ)を見直し、推進する活動に取り組んでいます。
人とうまく付き合うには?
人間関係のストレスを減らすには?
人に信頼され、仕事で成功するには?
人生のクオリティを高めるためには?
誰もがぶつかるこうした課題の究極の解決策とは、
「礼儀正しく、思いやりと品位ある行動をすることである」
──そう、著者は教えます。
米国の名門ジョンズ・ホプキンス大学で、礼節の理論と歴史を教える著者は、
成果や効率を重視し、競争が厳しい現代社会でこそ、
「礼儀正しく、人と協調して生きていかねばならない」とし、
そのための原則と25のルールにして教えます。
それは例えば、以下のようなものです。
ルール1 周囲の人に関心を向ける
ルール3 相手をいい人だと信じる
ルール7 そこにいない人の悪口を言わない
ルール8 ほめ言葉を贈る。そして受け入れる……e.t.c.
本書は、道徳や倫理教育といった側面においても重要な1冊ですが、
ビジネスパーソンの必須のスキルを学ぶための1冊でもあります。
“信頼される人としてのあり方”を築かなければ、どんなに交渉力や
プレゼンテーション力などを高めても、そもそも意味がないからです。
グローバル社会において、どこにいても人と共によく生きることができる、
そんな自分自身のあり方を確立するために活用していただきたい1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なじ■
自尊心を持ち他人を認め敬意を払い、
生きる上で必要な礼節について書かれた本。
もう心洗われ磨かれまくりで
何と言うか読んだだけで自分が良い人になったような気持ちになりました!
これは繰り返し熟読したい本!
Posted by ブクログ
礼節は主観的・文化的なもので、人を不快にさせないことは意外と難しい。この御時世で声高には謂い難いが性別や年代、人種でも違う。ましてや信仰次第でもある。そうした前提のもと客観的かつ指針として自分の礼節度合いを測るのに適した本であろう。
本書で述べられる25の礼節の原則は日本人に馴染み深いもので目次を読めば済んでしまう気もする。逆に「『おもてなし』という名のお節介は控える」なんかは加えたほうがいいかもしれない。個人的には『個人的なことを質問しない』をついついしてしまいがちなので、自分の礼節チェックができる本だ。