あらすじ
クセ者ぞろいの補講仲間と力を合わせ、精霊歌士になるための難関を乗り越えてきたメロウ。自分の心を奪った天才・エイディに並び立つはずが、精霊歌士の最終試験を審査するのは、メロウを捨てた母、女王その人で!?
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Posted by ブクログ
シリーズ3巻目で最終巻。
精霊歌士になるための最終試験が始まる。その審査をするのは女王であるメロウの母親。その審査内容は男女でペアになり、精霊樹を成長させるというもの。途中まではシャーディーと組んでいたメロウですが、やっぱり最後に一緒に歌うのはエイディでしたね。ずっと追いかけてきたエイディと隣に並び、手を取り合い歌う2人。そして、契約精霊のラヴィの決意に感動しました。頑張る主人公が数々の苦難を乗り越えて成長していく王道ラブストーリー。ラブは若干少な目ですが鈍いメロウに代わり要所要所で色気を醸し出すエイディがいるので読んでてドキドキさせてくれます。シャーディーが最後まで可哀想だなぁと思いましたが(兄があぁだし)、ラストは未来を予感させる展開で良かったと思います。1,2巻ではマスコット的存在でしかなかった契約精霊も最終巻では大活躍。もちろん可愛いのですが、可愛いだけではなく彼らなりの心意気を感じさせてくれました。シリーズ通して面白かったので次回作にも期待しています。
Posted by ブクログ
今までの伏線をきれいに回収してます。
ラブは比較的あっさりですが、要所でエイディが色気出してるので個人的には大満足。
メロウ急成長しますが、それもちゃんと資質と努力の結果なのが好印象。
相変わらず起きたトラブルの処理があっさりさっくりなのは、3巻まとめとしては仕方ないのかな、でもちょっと残念な部分です。
全体的には世界観の作り込みがしっかりしていて読みやすかったです。