【感想・ネタバレ】ドキュメント 謎の海底サメ王国のレビュー

あらすじ

2009年、メガマウスをはじめ幻の深海ザメを撮影するプロジェクトがスタート。エサでおびき寄せることができないメガマウスを、どうやって撮るのか? メガマウスだけではない。ミツクリザメ、ラブカ、オンデンザメ、カグラザメ、ユメザメなど、希少な深海ザメを撮るには? 好視聴率を記録した「NHKスペシャル 謎の海底サメ王国」の公式ドキュメント。深海生物の神秘と謎に迫る科学ノンフィクションとしても楽しめる一冊。

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Posted by ブクログ

先に写真集的な方の本を読んで、その存在を知った「サメ王国」。その撮影ドキュメントである。ダイオウイカの撮影が話題だったのは知っていたのだけど、なんとその姉妹プロジェクトであったと。全然知りませんでした、すみません。



生きた深海サメの映像は全然撮られていない。それをなんとか撮ってやるぜ、という気概が最初から最後まで続く。空振りあり、ファールあり、そしてホームランあり。



例のエイリアン的ミツクリザメは、世界での発見例が33件というのに、東京湾で1年で100体以上を捕獲したという。メガマウスも、そうとう網にかかっているけど、邪魔だから捨てられちゃうらしい。真実は現場にある。本文中にあった「漁師をしながら研究者」をするのもよかったな、という気持ち、すごくわかる。



マッコウクジラの冷凍死体を餌に投下するプロジェクト。RB-79 BALLのような丸い棺桶的ポッドの投入。話は大掛かりになっていく。



駄目か、失敗か、というときにビッグな出来事が起こる。出来過ぎかもしれない。いや、そんなことはいい。こんなにワクワクして読める本も久しぶりだから。

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

深海生物の生態撮影は近年撮影機器の進歩だけでなく潜水艇の進歩で、これまでにできなかったダイナミックな映像を撮影できるようになりました。番組そのものももちろん面白いのですが、メイキングがそれ以上に面白く最近の自分のトレンドです。

このドキュメントもメイキングに相当し、裏話やトラブルへの対応など非常にドラマティックな内容で興味深いです。(ディープ・ローバーも一筋縄ではいかなかったか・・・)

録画した番組ももう一回見て、ミツクリザメの捕食シーンに腰ぬかそう!

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2014年08月08日

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