あらすじ
この先どんな企業が成長するのか? 倒産しそうな会社とは? うちの会社の弱点はどこ? 長引く不況下を生きぬくために欠かせないのが「会計」の知識だ。現実の企業会計をふんだんに用いながら、「生きた数字」をとおして経営を理解するための基礎を平易に説きおこす。苦手な数字を味方につけるための必読書。
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Posted by ブクログ
1月?
会計という言葉は、近いようで遠い言葉であった。何度か学ぶ機会があったが、避けていたような感じもする。今回、本書を通してようやく会計というもののイメージをつかむことができたように思う。まず、すぐに判明したことは、私の会計は恣意性が入りづらいものではないかという思い込みは、大きな間違えであったということである。筆者は「会計は歪んだ鏡であることが宿命です」といっている。会計規則が複数の選択肢を用意している場合、そこに判断の余地が入ってくるという。また、様々な章では日産のV字回復の秘密を会計面から説明したり、実際にある会社の財務諸表などをとりあげ、そこから垣間見える経営方針などを分析したりなど、本書全体を通し面白く読めた。