あらすじ
【助手求む。内勤・外勤・特殊業務あり。髪は茶色、目は黒が望ましい。クレセント私設事務所 所長 L・C】。19世紀、ロンドン。とある事情で求職中だった少女マイアは、新聞に載っていた求人広告に応募した。奇妙な理由で採用されたマイアだったが、そこはレヴィン・クレセントと名乗る、黒髪碧眼の美青年貴族が経営する謎めいた探偵事務所で……? ヴィクトリアン・ミステリー!
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Posted by ブクログ
ヴィクロテ以外ののお作の中では一番おもしろかったかな?ヒロインのマイアがしっかりして爽快な性格で読んでいてスカッとします。
青年貴族レヴィンの探偵事務所に助手として採用されたマイア。以前の勤め先で主の息子と恋に落ち、捨てられてしまった彼女は、なんとなく胡散臭いと思いながら、貴族の令嬢が持ち込んだ失恋を晴らす依頼のため、令嬢の替え玉を演じ、一件落着のあとは元の勤め先で持ち上がった騒動を収めます。
現実的で、でも女の子らしくて、なよなよしていないマイア。聡明な女の子が自力で事件の謎を解いて行くのが爽快です。レヴィンはこういう感じの青木さんのお話によく出てくる美貌の男性。対等にマイアにモノを言うのがいいですが。さて、今後彼らはどんな恋模様を描くのでしょう。
シリーズ化が前提だと思うので楽しみです。
Posted by ブクログ
前作「ベリーカルテットの事件簿」の姉妹編。
今作の主人公はとある事情で休職中の少女マイア。新聞広告に載っていた求人広告に応募したけれど、その採用基準はかなり変わっていた。骨格!?特殊常務??採用されたクレセント私設事務所で助手として働き始めたマイアは事務所の所長である美青年貴族レヴィンと共に依頼を解決しようと動き始めるが・・・。
著者あとがきから、ベリーカルテットを書いていた時期に思いついたとあったので時間軸は一緒ですし、某小説家探偵ロイの名前も出てきました。あっちが表なら、こっちは裏。読んでみて納得しました。あっちも面白いけれどこっちもなかなか面白かったです。2話収録されています。マイアとレヴィンの2人の方が事件に対して活発に動いてる気がしました(笑)特にマイアは忙しそう。変装したり、事件に関係してる屋敷とか場所を訪れたり。
これは続編出るのかな?それとも次回作は新しいシリーズなのかしら??どうなんだろう。。。