あらすじ
そして、今日も、劇は続く。 その学校では、毎年二年生が「レストー夫人」という演劇をする。しかも7つのクラスで同じ劇を違う台本にして、7種類の「レストー夫人」を上演するのだ。ヒロイン役のエキセントリックな少女を中心に、今日も舞台の準備は進む。それぞれの屈託を抱えた生徒たちひとりひとりの物語は、はたしてどんな劇に収束するのか……? 【同時収録】燃えろ、ストーブ委員/七不思議ジェネレーター
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Posted by ブクログ
独特な空気と、版画のような絵のタッチが印象的。
風変わりな登場人物が次々に出てくるが、作中の淡々とした雰囲気に押されてか、嫌悪感は起こらず、特定の人物に思い入れを持つこともなく。
自分じゃない誰かの頭のなかを覗かせてもらったような気分になった。
Posted by ブクログ
レストー婦人は多感で感情が地滑りしやすい少女ではなく聡明で気丈かつ優美、絵に描いたような絶対少女です。
彼女を取り巻く人々のアレコレを洒脱なセリフ回しで描いています。
最後にレストー婦人の本質が分かるくだりは少しばかりのカタルシスがあります。それが非常に心地よい。
Posted by ブクログ
やや入手困難本。
(市場価格が定価より高い)
「児玉まりあ」に衝撃を受け、作者の過去作品が気になり読んでみた。
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掌編「レストー夫人」と、巻末に短編が2つ収録。
いずれも「児玉まりあ」と作風が変わらず、
ファンにはうれしい内容かと。
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極限まで削ぎ落とされた画風、不条理かつ坦々とした物語。でありながら読者を置いていかないギリギリの普遍性というか娯楽性。
このあたりのバランスが非常にうまい。
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個性的な作家の初期作は往々にしてトガりすぎて読者を置き去りにしがちだけど、この作者は、少なくとも、もうこのころには完成されているように思う。
Posted by ブクログ
ようやっと買えた。明快な課題解決型のお話ではないんだけど、そして一見拙いような淡々としたような絵だけど、それ故に神聖さが生まれる作品になっている。おすすめしたい作品。
Posted by ブクログ
批評を読んで購入しました。こういうタイプの絵のものは初めて読みました。空間が多くて不思議な感じです。でも、なんだが心地いいです。不思議な風が吹いているような感覚です。