【感想・ネタバレ】教科書から消えた名作(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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「ゆとり教育」がはじまって、「国語」の授業時間が史上最低となった。そしその影響をもろにうけたのが教科書に掲載の「名作」であった。漱石の『坊ちゃん』も鴎外の『高瀬舟』もほとんどの教科書から消えてしまったのだ。文部省の「ゆとり」とは、内容を少なくして、効率よく学ばせたいというものだろうが、本当は逆である。残すべきは精神の根幹ともいうべき国民的名作である。名作が教科書から消えて、文化的損失は計り知れない。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでまず思ったことをちょっぴり語ります。
ゆとりって一体何だったんでしょうか。
わたしたちが当たり前のように接してきた作品を通り過ぎてきたわけですよね。
何だか不思議な気分です‥。
あの頃読んだ名作ってやっぱり何らかのカタチで心の中に刻まれてるものだから。
やっぱり失われてはいけないのだと思います
わたしも遅かれ、ここに載っている読んでない一部の本たちを少しずつ消化していきたいなあ、と。

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2014年08月18日

Posted by ブクログ

読書録「教科書から消えた名作」3

著者 村上護
出版 小学館

p27より引用
“「死ハ一切ヲ打チ切ル重大事件ナリ 奈何
ナル官権威力ト雖モ此ニ反抗スル事ヲ得ズト
信ズ 余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲
ス」
 虚飾を捨てさり裸の人間として死にたいと
いう覚悟だ。見事な最後の決め方である。”

目次より抜粋引用
“中学教科書に関係する名作
 高校教科書に関係する名作
 小学教科書に関係する名作”

 長年新聞に連載を持つ著者による、教育制
度の変化で見かけなくなった文学作品につい
てまとめた一冊。
 小学校から高校まで、日本の近現代文学作
品を大まかに解説されています。

 上記の引用は、森鴎外の遺言の一部。
本人が死んだあとどのように扱われるかは、
家族や近しい人にお任せする以外にないので
はないでしょうか。もう自分で動くことは出
来ないのですから。
 作品を読みたい人のために、出版されてい
る文庫が記されていて便利そうです。今なら
文学作品や古典なら、青空文庫でもよめるの
ではないでしょうか。

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2020年02月18日

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