【感想・ネタバレ】目からウロコの中東史 51のテーマでイスラーム世界を読み解く!のレビュー

あらすじ

「シーア派、スンナ派って何?」「流血の抗争はなぜ起きるの?」「なぜ自爆テロが多発するの?」とテレビや新聞のニュースを見て、疑問に思ったことはないでしょうか?しかし、そんな中東・イスラームの世界を知ろうとしても、複雑にからみあった政治情勢だけでなく、その背景にある歴史、民族、宗教、文化などが混在しており、日本人にはなかなか理解しがたいものとなっています。そこで本書では、入門篇、紛争篇、歴史篇、宗教篇、風俗篇、地理篇、人物篇に分け、さらに51のテーマに整理し、中東・イスラームに対する「大疑問」を明快に解説しています。これでパレスティナ問題などもスイスイ理解できるでしょう。また、アメリカやイギリスで起きたテロにより、イスラームは不可解で物騒とのイメージ、偏見がこびりついていますが、コーランの教え、礼拝のやり方などイスラームの正しい知識を紹介し、その誤解を解いていきます。

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Posted by ブクログ

イスラム世界を全く知らない人用のガイド本。現在のエジプトのカイロの暴動の原因は、突き詰めるとオスマン帝国を破ったナポレオンに繋がると私は思ったし、日産のゴーン社長を例に挙げていたがレバノン人の先祖達は海外雄飛の伝統を持つ民族だった事を知った。砂漠地帯では古代からの水確保の技術と知恵、現在アメリカが狙っているアゼルバイジャンやカスピ海の石油資源の事、イスラム教やユダヤ人や他民族問題、自爆テロがなぜ起きるか。など解りやすく説明されている。しかも説明文を一言でまとめた答えをサブポイントとして表記している構成。中東歴史の教科書にすれば良いと思った本でした。

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2014年06月23日

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