あらすじ
一休が、山頭火が、そして楽天・野村監督までも「己の弱さ」を力に変えた。「欲」の深さが、力に変わり夢を現実にする。「怒り」の大きさが、人を巻き込む魅力に変わる。「愚痴」こそが、自分のこころを救う最良のクスリになる。明日のことなど、お釈迦さまでもわからない!だから「いま、ここで、どう生きるか」が大事なのだ。
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Posted by ブクログ
人間にとって欲望はなくてはならないもの。煩悩にはマイナスだけでなく、プラスの面もある。それを活かして本来の力を引き出そう。
というのがこの本の趣旨です。
煩悩の中の三毒とされる、貪欲、怒り、愚痴をどう活かすか。
例えば貪欲さはハングリー精神に転化できる、といった事を12人のエピソードから拾っていきます。
人間本来の持つ力を全て引き出して力強く生きよう、というメッセージに共感できました。
また12人の中の登場人物は誰もが魅力的で、特に一休、五島慶太、岡本太郎は伝記を読みたくなりました。
ただ、せっかくのエピソードの紹介の仕方がブツ切りで興を削がれた点と、文章構成がイマイチ要領を得ない点が残念です。