【感想・ネタバレ】54歳引退論 ――混沌の長寿時代を生き抜くためにのレビュー

あらすじ

わが国の経済は低迷を続けている。多くの企業が、人員整理、賃金カットなどのリストラを敢行、中高年の雇用は悲惨な状況だ。特に、五十五歳以降の人たちに対する処遇は厳しい。多くのサラリーマンにとって、ローンや子供の教育が一段落するこの年齢。しかし年金はもはやあてにできない。本書は、かつて余生だった五十五歳以降を、高度成長期の単線・単眼的な捉え方でなく、寿命八十歳時代をベースとした人生再構築期とし、さまざまな角度から「五十四歳引退」を提唱する。中高年にあらたな挑戦を呼びかける静かな革命の書。

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Posted by ブクログ

54歳で企業組織くら離脱して我が道を行く、を計画的に実践した著者の成功と失敗がストレートに描かれており、1人の経験者談として読むにあたっては、とても興味深く読めた。また、引退は会社を退職してフリーで働くという意味だけでなく、人それぞれで色々な形の引退があるという考えには自身の学びとなった。とはいえ、モーレツに働き、結果をしっかり積み上げてきたからこその事であり、共感するまでに至らず。

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2024年09月28日

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