【感想・ネタバレ】現場主義の知的生産法のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年11月17日

小田氏の推薦本で読んだ。一橋大学での企業のフィールドワークのゼミの様子がよくわかる。それよりも、関氏の新聞やテレビに触れず奥さんから情報を得るというところが印象に残る。さらにモンゴルへの視察などでの持ち物について、旅行の参考になるであろう。
 教員養成の学生にとって、企業の現地調査はまず行われないが...続きを読む、学校の調査ということであれば、十分使える本である。

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Posted by ブクログ 2020年04月03日

アクションリサーチ型の研究手法の解説書などではなく、生き方そのもの。
刺激を受けるところ多数。買ってよかった。

・本は書くものではなく売るもの。
・講演会場には先に入れ

などそのとおりだと思う。
精進していこう。

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Posted by ブクログ 2015年04月12日

海外も含めたフィールドワークの中で、筆者が見出した「現場」との関わり方を多くの具体例とともに紹介している。社内にある「現場」と置換えても十分に通用する内容で、最近もっぱら管理側の業務に就いている自分に取って、非常に参考になる一冊だった。

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Posted by ブクログ 2018年10月14日

こんな素晴らしい本と著者を、今まで知らなかったのは不覚であった。
(オビには、山形浩生氏絶賛、必読!一回じゃなくて、毎月読んで襟を正せ!とある)

産業組織論などの実践的な経済学をバックボーンとする著者は、国内各地と主に東アジアの海外のフィールドを活躍の場としている。地域の現状と課題について、エネル...続きを読むギッシュにインタビュー調査を行い、チームの総合力で地域にプラスフィードバックをもたらすような持続的関係をつくっていく。その方法論を、志を訴えるような熱気で一般読者に紹介した本。

・現場に受け入れられるには、何度も飲んで夜更かしして、同じ話であっても繰返し語り合うべきである。
・自分の研究成果の刈り取りに汲々とするようではいけない。
・客観的なデータを処理して一丁上がりという仕事のやり方はフィールドに飛び込んで現状を鷲掴みするやり方とは対極的だ。
・日々現場に身をおき、次の時代を予見させる「最先端」と構造的な問題を浮き彫りにする「最後尾」を注意して観察・分析しよう。
・・
など、腹にズシンとくる実践のツボが満載だ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

企業訪問調査の知恵満載です!テクノセンターへ行くひと,現地調査するひとぜひ買って読んでください。テクノセンターについての記述もあります。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

日本やアジアの工場の現場調査をしつづけ、地域からも信頼される社会学者関満博による現地調査のノウハウ本。言ってることはとにかく現場に行けってこと。

これを読んでインタビュー調査に気合いが入るようになりました。

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Posted by ブクログ 2010年08月26日

慶應SFCの特別研究プロジェクト「ソーシャルマーケティング〜スポーツ組織の評価デザイン」で読んだ輪読本。

準備から調査、まとめ方、フィールドワークで果たすべきものなどフィールドワークのあるべき姿について書かれている。
参考になるべき点は多々あるが、
著者の関氏は意図的にかわからないけれども、
言い...続きを読む切る形で文章を綴っていることが多い。
そのため、少し違和感を感じてしまう。

っていうか、それよりもびっくりしたのが、
関氏がアイセック一橋大学委員会の理事であったこと..

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Posted by ブクログ 2014年10月27日

[ 内容 ]
現場には常に「発見」がある!
国内五〇〇〇工場、海外一〇〇〇工場を踏査した“歩く経済学者”が、現場調査の勘どころを初めて明かす。
実際に行ったモンゴル二週間四〇社調査をケースに、海外調査のルートづくり、インタビューの要諦、調査結果のまとめ方など、その全プロセスを公開する。
調査が終わっ...続きを読むたらとにかく早く形にする、整理はしない、現場は刈り取るだけではなく育てるもの、等々、IT時代だからこそ心に染みる、超アナログ知的生産のすべて。

[ 目次 ]
序 なぜ現場なのか
1 「現場」調査の準備編
2 いざ、現地へ―モンゴル二週間調査
3 結果をまとめる
4 生産性を上げる法
5 フィールドを育てる
結 「志」は現場で育つ

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

タイトルからして興味深かった。


読んでるうちに気づいたけど、そういえば聞いたことのある先生だったw


世間狭し!今後、海外や現場に突撃する時の参考にしたい本。
できればゼミにもお邪魔したい・・・

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

かなり遠まわしにしか効かないかもしれん……まあ机の周りだけで完結してちゃダメよ。というごくごく基本的なことの確認ではあるんですが。

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Posted by ブクログ 2018年10月09日

とりあえず「現場」を大切にしよう、という事。

扱う対象によってはこの「現場意識」はとても大切だと思う。「現場」感覚のない知的生産は机上の空論に流れがちだ。

私なんかはそういう机上の空論をもてあそぶのが相当好きなので、十分に注意したいところである。

個人的に参考になったのは、「生産性のあげ方」の...続きを読む部分。非常に愚直に感じるが、それこそ「現場」感覚のありなし、の差だと思う。

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Posted by ブクログ 2017年11月19日

「現場主義の人材育成法」より前に書かれた本。
あちらの本が、各地で企業誘致や産業育成に取り組む人々を熱く語っていたのに対し、こちらでは割と冷静に(笑)、著者の知的生産法を語る。

これも隣の人から借りた本なので、手元になくて細かいところは忘れてしまった。

ところで、この著者も、昔カードによる整理法...続きを読むを試みて、断念しています。
これまで、カード整理法を活用してバリバリやってますという人を聞いたことがないのだが、いったいなぜなんだろう。
あれは「知的生産の技術」(梅棹忠夫)という本が作りだした壮大なる幻想ではなかったのかしら。
儲かったのは京大式カードの会社だけだな。

私も大学時代、ちょっとだけやったことがあります。
3日で諦めましたけど。
もちろんパソコンが普及する前の話です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

一橋大学経営学部教授の啓蒙書(?)。とにかく、現場へ行って、現場の人間と飲んで飲んで話して飲んで…という現場主義。泥臭い方法だけど、確かに説得力はある。そして、「研究」をしていく上で、すごく大事なことを言っていると思う。だけどね。これもまた極端だと思うんだよねー。今の若い研究者が、完全にこのやり方に...続きを読む心酔してしまうのも、危険ではないんだろうか。現場主義はもちろん大事で、それを忘れては研究は机上の空論で空虚なものなんだけど。「飲まなければはじまらない」みたいな、日本の居酒屋会議方式は、そろそろ改める時期なのではないかなー、と思う。飲まなきゃ話せない、っていう気弱なメンタリティーが、日本の組織の限界か、と思わずにはいられない。でも、頭でっかちでデータベースとPCにしか向かい合っていないような最近の私ら世代の研究者への一石としては、インパクトのあるおもしろい本であります。 (2002 Jul)

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