【感想・ネタバレ】本の町の殺人のレビュー

あらすじ

【ミステリ専門書店本日開店!殺人事件の在庫はございません】古書と専門書の書店が軒を連ね、それを目当てに大量の観光客が押し寄せる、読書家の聖地、本の町ストーナム。トリシアはそんなストーナムにあるミステリ専門書店の店主だ。ヴィンテージものの初版から、新刊のベストセラーまで取りそろえたこの店は、彼女の夢と努力が詰まった大切な城。ところが経営不振だった隣の料理書専門店の店主が殺され、高価な料理本の初版が消えた。保安官は第一発見者のトリシアを容疑者扱い。なんとか容疑を晴らそうと、彼女は必死で事件を調べはじめる。本屋だらけの町を舞台にしたライトなミステリシリーズ第1弾。

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Posted by ブクログ

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本の町ストーナムでミステリ専門店を経営するトリシア・マイルズ。隣で料理の本の専門店を経営するドリス。ドリスと賃料でもめていた地主のボブ・ケリー。ストーナムにやってきたトリシアの姉アンジェリカ。ある夜殺害されたドリス。消えた高価な料理本。第一発見者だが保安官であるウェンディ・アダムズに容疑をかけられるトリシア。ドリスの姉ディアドリの登場。トリシアに近づくマイク・ハリス。アルツハイマーで入院するマイクの母親グレイス。消えるグレイスの持ち物。常連客のミスター・エヴァリットに仕事を依頼するトリシア。

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2013年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

※ネタバレ(-ω-)してます

「本屋さん」で起こるミステリと言えば日常の謎ものが定番ですが、今作はマーダーケース!というわけで、タイトルで購入を即決。ミステリ古書の薀蓄も少しはあるのかな~と期待したのですが、そこは全く触れられていませんでした。残念。

読者が積極的に謎解きを楽しむタイプのミステリではありません(ぁ
どちらかというと、主人公のトリシアが、劣等感を抱く姉と協力しながら自分たちで犯人を捜していく中で、姉妹の絆を再確認する、というテーマがメインのような気もします。

トリック自体、「被害者は双子の片割れ」という超オーソドックスな設定を使った物だし、最終的にトリシアが「これこれこういう風な理由で、こういう方法で殺したのよ!」とも指摘しません。犯人にナイフを突きつけられながら、「どういうことなのよ」と質問して犯人が告白するというスタイル。おおう…←

事件を追うのは、アグレッシブで華やかな姉と、本が大好きな内気な妹。

序盤では、自由過ぎるアンジェリカに翻弄されるトリシアに感情移入しまくっていましたが、徐々にアンジェリカが愛しくなってくる不思議(笑)。お姉ちゃんはいつだって、妹に片思いしてるのよね~わかるわあ…(笑)。
殺人犯と疑われる妹の為に、違法すれすれの調査をしたり、保安官に盾突いたり。そんなアンジェリカの姿に、トリシアが「ほろり」とくる描写などは、どれだけ疎遠でもやっぱり家族っていいなってなるよねえ、と私もほろりとしました。

店の従業員や常連客など、脇を固める人物の造形も非常に魅力的です。
犯人の行動や保安官の態度の不自然なまでの稚拙さは気になりましたが、最後にテーブルを囲んでめでたく乾杯!大団円!な締め方が好きなので無問題です。続編も出たら読むぞ~( ^ω^ )



古書店の聖地・ストーナムでミステリの専門書店を経営するトリシア。彼女の思いが詰まった城に、ある日姉であるアンジェリカが訪れた。自由奔放な姉が昔から苦手だったトリシアは、一刻も早く姉を追い返そうとするが、隣の料理書専門店の店主が殺され、高価な初版本が消える事件が発生する!
保安官も新聞も、第一発見者のトリシアを犯人扱いすることに忙しく、彼女は止む無く容疑を晴らす為に小さな町を奔走するのだが・・・。

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2013年09月22日

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