あらすじ
長期政権を維持してきた自民党、あるいは一時的に政権の座に着いた非自民連立内閣、民主党などは日本経済浮上に向けた努力をしたようにも見える。財政金融政策の実務を担ってきた大蔵省(現財務省)、日本銀行もさまざまな政策手段を駆使した。だが、それらが実ることはなかった。なぜか。バブル崩壊後の20年間の経済政策を振り返り、同じ過ちを繰り返さないために広く世間に警告することが、本書の目的である。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
文字通り戦後の経済史について述べたもの。
「失敗」と付いているとおり、若干批判的(特に高度経済成長後は)ではあるものの、経済史について知ることができた。
Posted by ブクログ
バブル崩壊後の経済政策の迷走っぷりを検証する一冊。
歴史の後出しじゃんけん的な感じもするけど、こうした側面があったことを覚えておく必要はあるんじゃないかな。
だいたい住専や長銀の破綻処理に投入された税金って何の役に立ったのだろう。たった20年前のことでしかないのに、それすら検証できていない。もっと税金の使われ方に敏感にならなくちゃね。