あらすじ
パリで死んだ従妹の遺品を整理するため、彼女のアパルトマンを訪れた清美。そこで見た彼女の秘密……(「パリ症候群」)ほか、長くパリに暮らしていた鮎川賞作家が描く愛と憎悪に彩られた犯罪小説集。日本推理作家協会賞短編部門候補作「青い絹の人形」も収録。
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Posted by ブクログ
愛と殺人、文字通りそれである。
ここに登場する人々を愚かと笑うか自分がここに落ちてしまうかもしれないと青ざめるか、その人次第だろう。
人生の一瞬の油断、思い込みや勘違い。そうしたものの成れの果てたち。そこまで驚くようなトリックは出てこないし、ショッキングではないが短編としてどれもなかなかの出来栄えで面白かった。