あらすじ
巨大兵器オブジェクトが世界のバランスを支配し、物事の全てを決める。シンプルで安全で、クリーンな国際競争を行う場所。それが俺たちの 『戦場』 だ。こんな最前線から兵士が去っていく一番の理由は、負傷でも戦死でもなく、基地内における男女間の恋愛問題のこじれだったりする。 そう。今時、戦場で死ぬなんて流行らない。 ──はずだったのだが、 「 「クソッたれ!! どこのどの辺が安全でクリーンな戦場だちくしょう!!」 」 爆乳美人上官フローレイティアは、今日も今日とて、ごく自然に戦地留学生クウェンサーと貴族なのに下っ端軍人ヘイヴィアの二人をオブジェクトだらけの戦場に放り込んでいた。 相変わらずな二人の敵は、以前出会った「おほほ」と笑うあのエリート女と、そいつが駆るオブジェクト。ヤバそうな予感バリバリで、しかもなぜか我らがお姫様の機嫌も悪く……これが恋愛問題のこじれってやつなのか?
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Posted by ブクログ
典型的な「ダビデとゴリアテ」「ワンダと巨像」、そんな何冊も
ネタなんか続くかよ、とか思っていてゴメンナサイ。
イヤ~おもしろいですね!まだ3冊あるので
じっくり楽しめそうです。あとがきにもあるように「情報同盟」に
愉快なキャラが集まりすぎてますが、きっと他の勢力にも
いろいろいるんでしょう、期待します!
Posted by ブクログ
はい,ヘヴィーオブジェクトの3冊目です.
今回は「おほほ」と戦う話.
陰謀渦巻く話.
裏切り者率いる7体のオブジェクトを相手にする話.
の3本立てですよ.
クウェンサー君のたらしテクニックが今回も栄えますね.
敵エリート,没落貴族,傭兵,整備のばあさん
彼の守備範囲はどこまで広いものなんだ,まったく.
相変わらずクウェンサー君は絶望的な状況に陥っては
相棒の兵士と共に戦場をひっくり返してますね.
まったく,こんなリーサルウェポンみたいな学生が居たら….
クリーンな戦場なんてものは幻想ですよ.
「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」
みたいなっ.
今回立てたフラグが今後どう動いてくるのか気になるところだにゃー.
面白かったよ!
Posted by ブクログ
とにかく、分厚い。
読むのに、時間がかかる!! っていう本でした。
何せ、3戦分の話が入っている。
物語は相変わらず、ヘビーオブジェクトと呼ばれる巨大兵器に人間が立ち向かう話――で変わらず。
ただし、にぶにぶのクゥエンサーがあっちこっちのパイロットから求婚されてたり、アイドルに一方的に思われてたり、一大事。
そして、やっぱり常人では思いつかないような方法で、次々に巨体を沈めていくのは圧巻。
なんだか、どうやって沈められていったのか、理屈が書かれているけれど、ごめん、私、難しいことよくわからない……ってなるのも、変わらず、です。
ただ、クゥエンサーとヘイヴィアのやり取りが、軽快で、絶体絶命のピンチでもやっぱり面白いので楽しいのは楽しい。
四の五の言わずに、会話だけ読んでればいいんじゃないかな! 面白いよ!!
っていう本です。
Posted by ブクログ
巻が進むごとに面白さが増していくなという印象をもった。
まず世界観を少しずつ理解していける書き方をしているため、新しいエピソードを読むたびに情報を統合しやすい。そして「とある魔術の禁書目録」同様に魅力的なキャラクターが次々と登場するのでテンポ感も出てきた。
リアリティを求める人や破天荒なIFの未来設定を受け入れられない人には少々厳しいかもしれないが、読み応えはあると思う。
…まあ、もうちょっとお姫様の活躍の場を提供してほしいところではありますが(笑)
Posted by ブクログ
主人公はフラグ立ちまくりだな。お姫様にもう少し出番or見せ場を求む。ってフラグメイカー主人公とかヒロインが空気気味とか同作者のとある作品と似通ってるような…(笑)クウェンサー&ヘイヴィアの漫才じみたやり取りの中立ち向かっていく様は好きです。しかし二章の小物を次で生かすとは思わなかったな。個別の短編集みたいな形式だけど、エピローグも含めて実はこっそり繋がってるあたり巧いなぁと感じた。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。だんだんクウェンサーのキャラが「とある・・」の当麻に近づいてるな。但し「とある・・」と違って登場人物は少なく、敵オブジェクトとの戦いがメインになる。古典的SFファンとしては、理解出来ない単語が多く、文章でイメージがまとまらない面あり。やっぱ、二次元画像のアニメがいい^^;
それにしても、色気で勝負の筈だったおほほには騙されたなぁ、ミリンダのライヴァルと期待したが(笑)