あらすじ
殺すはずだった“黒”の王子キリアンを守ると決めた元暗殺者のレティシア。けれどその彼は、レティシアをできそこない呼ばわりした挙句、冷たく接するばかり。それでも時折触れてくる指先は優しく、レティシアの胸中は大混乱! そんななか、キリアンを憎む弟のユーシスが、突然城を訪れる。彼はキリアンに、レティシアを自分にくれないかと言い出し……!? ※作品の表現や演出を考慮して、電子版は一部のページを加工、追加または削除しております※
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2巻目。
あと少しでキスもできない寸止めの二人ですが、あれほどの距離なのに、まだお互いに好きとは自覚してなくて、でも売り言葉に買い言葉でレティシアをユーシスに譲り渡してからのキリアンは、なかなか人間味がでてきたかも。
また、今回もクラリッサがステキです。ユーシスへの一言も的確だし、レティシアを助けると意気込んできたところも、かっこいいです。クラリッサは、キリアンを殺そうとしているのは実の父とは知らないはずですが、もし知ってたら、父にくってかかりそうです。
最後は、陰謀が待ち受けていると分かっているのに、レティシアを取り返そうと焦って出かけていって、罠にはまったキリアンですが、レティシアが「白」の姫君の能力を開花させて助けて、そこで終わりかと思ったら、気になる終わり方しました。
レオンの正体ってなんだろう。
レオンとクラリッサがいい感じかなって思ってたところだったので、「黒」の王子がレオンかもって思いもしてきました。
次巻も楽しみ。