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Posted by ブクログ
パニック障害になって気になっていた本。
薬を使わずにパニックと共に生きていけるようになった著者は素晴らしいと思った。
そしてなにより、パニックになってよかったねと言いたくなった。
Posted by ブクログ
パニック障害はなったことのある人にしかその怖さはわからないだろうが。
著者が病気が発症してからまさかの息子との旅行をすることを選んだのが、すこし驚き。
旅行といえば必ず鉄道、飛行機に乗らなくてはならないのに。
息子と旅行するにあたり父親らしくなっていく様子が微笑ましく書かれている
奥さんのクールさがいい
Posted by ブクログ
パニック障害で仕事を辞めた元雑誌編集長が、6歳の息子との旅を通して家族の中での居場所を築いて行くお話(ノンフィクション)。
奥さんの投資を無駄にせず、色々の気づきを経て、病気と家族遺棄から立ち直ったのだから著者も偉い。けれど著者より奥さんの方がずーっと偉い。
奥さんは金と時間の両方を夫に与えて、自分は家計と家事の責任を負って働き続けました。(しばらく休んだ後、夫は家事を始めたが)。それだけだって大変なのに、この夫のやることが「贅沢な宿に泊って息子と自分でおいしいものを食べる」という旅なんだから、寂として見守るのは、私にはとっても難しいことに思えます。
当初息子に「とうたん、じゃま」と言われていたのが、息子が登校拒否になる危機を救うところは感動したけど、妻が病気で傷みに脂汗を流していても『当たり前に側にいてくれる』夫ではなかったと過去のことを語られると、今が偉いんじゃない、昔が非道過ぎたんだと思います。
しかし、本の最後には家族みんなが幸せな様子で、苦労した奥さんと罪のない息子のために喜ばしく思いました。