あらすじ
わたしユウコ。女子中学生。ある日突然お姉ちゃんが家を出て行っちゃって、びっくり意味わかんない。でもそれよりも「このはずくさま」ってお父さんが呼んでいるおかしな同居人が現れて…。知ってるハズの世界も実は謎に満ちている! 不思議いっぱい女子中学生のスクール・デイズ!!
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Posted by ブクログ
「シンプルノットローファー」の人で、今作もブルボン小林によって知った。
重層的な物語と、どきっとさせられる描写と。
「三羽のヒナたちよ ちぢこまっているヒマはない 行くぞ!」
Posted by ブクログ
ある日突然ユウコのお姉ちゃんが、留学という名目で家を出る。
入れ替わりでやってきたのが、くりくりの目をしたこのはちゃん。
お父さんは「このはずく様」と呼んでいる。
このはずくのこのはちゃんが人間界で面白おかしく過ごすファンタジー
かと思いきや全然そんな事は無く
なぜ、このはちゃんがユウコの家にやってきたのかを探るちょっとしたSFミステリー
人間界は不慣れなので、喉が渇いた時に初めて飲んだサイダーの炭酸にびっくりして
目をくりくりに見開いてびっくりするこのはちゃんが可愛いけど
くりくりの目を・・・スプーンで・・・グリっと・・・
読後は決してすっきりする事が出来ず、もやもや感が残る作品だけど
ズク引きや、カラスを交えた夜目の部分は
自然界の怖さが垣間見えてドキドキしますね。