あらすじ
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地球上には、多様な“祈りのかたち”がある。過酷な風土に生きる「チベット仏教」、イスラームの二大聖地「メッカ・メディナ」、古代ユダヤ教直系のキリスト教が息づく「エチオピア」、カトリックの総本山「ヴァチカン」。祈りの熱狂と厳しさ、そして優しさを鋭く捉える力強い写真と、現場の臨場感を伝える書き下ろしエッセイを収録。人と宗教の「今」を考える写文集。「風土と宗教と人間」を軸に、壮大なスケール作品を発表し続ける野町和義の代表作を一冊に。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本人にとっては曖昧だけど、世界には宗教は非常に大きな意味を持っている。そんな各国の聖地を巡るドキュメント。結構レアな場所やイベントにいっているので、記録としても貴重。写真もすばらしい。
Posted by ブクログ
宗教が人を動かしうるポテンシャルの大きさを改めて知った。とりわけ、メッカでおおぜいの人が集まった広場を尖塔(ミナーレ)から見下ろしたような写真が素晴らしかった。あれは本当に圧巻だ。
そうしたエネルギーの大きさも本質だけれど、このエネルギーが結局排他性(他の宗教との対立)をもたらしているのだろうと思うと、問題は簡単ではあるまい。一方で、他宗教との対話を唱えたヨハネ・パウロ2世(ローマ法王)とか、牧歌的な仏教国ブータンの豊かの生活のことも知り、また少し、この世界も捨てたものではないと思うのである。