あらすじ
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当代きっての名文家、リンボウ先生が行った特別講義をリアルに再現! 「文章を書くことも、一つのARTである」と言い切る先生が、その法則、技術、そして“リンボウ流”美学を、厳しく、懇切丁寧に指導する。人の心に届く文章とは? 品格ある日本語表現のコツとは? 独りよがりな文章にならないための訓練法とは? 手を入れることによって文章が格段によくなるさまを実感できる、鬼の“赤ペン添削”実例付き。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
テーマに沿ったエッセイを1200字程度でまとめる、というスクールでの生徒の文章を例に、具体的に書き方を指南する本。非常に参考になった。エッセイだけではなく、このレビューも同じことがいえる、と判明し、恥ずかしくなってきた。今後随時、今まで登録してきたものを修正していきたい。それくらいようわからんことを書き連ねてきてしまった。リンボウ先生には、バッサリと切り落とされることだろう。
技術文書でも似たような本があったが、それともかなり共通する点があったのは驚きだった。読み書きそろばん、とはよく言ったものだなあと改めておそれいった。とにかく書けない・・・
Posted by ブクログ
エッセイの指南書。小説や文章全般で心がけるべきことも載っており勉強になった。記憶に留めたい内容は下記。
・文字を惜しむ
・他人をこき下ろさない。流行語や手垢のついた表現に飛びつかない
・おいしかった、感激した、などの主観的な言葉に頼らない。対象の良かった点をどう表現すれば読者に伝わるかを意識し、客観的に描写する
・常日頃から物事を観察し、言語化するくせをつける
後半部には教室受講者の作文とその添削が掲載されている。リンボウ先生の手が入った文は格段に読みやすくなっておりプロはやはり違うなと感心する反面、第三者の文への添削はどうしても対岸の火事という感じがしてぼんやりと消費してしまった。
「こういう講座は一年ぐらい続けないとほんとうの効果はあがらない」と本書冒頭にもあったとおり、読むだけで満足せず、自分で文章を書き、研鑽を積む必要性を再認識させられた。
こと細かに文章術を伝授してくれる教科書のような本ではなかったが、物を書きたい気持ちを後押ししてくれる一冊だった。