【感想・ネタバレ】滅子に夜露死苦: 2のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年02月28日

殿堂入りだ、満場一致で
クール教信者先生の漫画だから、って理由で私は作品を、軽はずみに殿堂入りしたりしない。楽しみながら読んで、本気で感想を書きたいと思って、その中で「殿堂入り」にするか、を自分の中で協議し合う。その結果がこれだ。私は作者じゃなく、作品で善し悪しを決めたいタイプでいたい
クール教信者...続きを読む先生の描く漫画ってのは基本、カオスだが、この『滅子に夜露死苦』は結構、ジャンルがごちゃ混ぜだな、と感じた。女の子同士の友情モノだったり、少年誌顔負けのアクションシーンが描かれていると思えば、ファンタジーらしく世界や神などと言った壮大なテーマが扱われている
クール教信者先生の凄いトコは、これだけの材料を一つの鍋にブチこんでかき混ぜても、その味を壊さない事だろうな
この2巻で完結ってのは寂しい、そこも本音だが、こうも、起承転結がしっかりとしているストーリーを読んでしまったら、ぐうの音も出ない。この作品は、この終わり方が最良なのだろう
しっかし、帯にも書かれている通り、この作品のヒロイン、滅子は本気も本気で、クール教信者先生の作品の中で最強中の最強。最強って表現がしっくり来ないとするのであれば、超万能とすべきか
この『滅子に夜露死苦』を読むまでは、『小林さんちのメイドラゴン』のトールさんが最強かと思ってたが、さすがの彼女も滅子相手だと苦戦必至かも? あと、何気に作品内でクロスしていたのは、一人のファンとしては嬉しかった
新キャラ・斎の個性も、クール教信者先生の作品らしく、ブッ飛んでいる。狂戦士の中にも、こんな自分の事を受け入れて欲しい、友達が欲しい、そんな淋しさから泣く少女が見える。桁外れながらも、どこか、人間臭さを感じさせる、それがクール教信者先生の作品の登場人物の魅力か
ヒロイン・明子の良さを引き出せているのも、友人キャラの個性が強烈だろう。中でも突出しているのは、謎が多く、掴み所がないが、とどのつまり、お節介屋な三木さんな訳だが、この2巻ではユキ君も結構、イイ味が出ており、一巻より好感度が上がった。明子のパンチに耐えるタフさって、人間としてどうなんだ。次回作、いっそ、ユキ君を主役、小子のラブ話をメインにした作品にして欲しいくらいだわ。最も、成長したって意味では、やっぱ、鳳華だろう。喧嘩としての強さもそうだが、負けを経験し、幾度も挑んでいく中で培った強さが、彼女を人間的に一回りも二回りも大きく成長させた、もちろん、心理的な意味で
この台詞を引用に選んだのは、クールイズムが炸裂し、読み手を有無を言わせず、納得させられるだけの圧倒感があったので。捉え方は人それぞれだろうが、私は自分らしく生きられてるユキ君を、カッコ悪いとは思わない

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