あらすじ
ありふれた答え? そんなものNGだ! シュールな父・虚山実(むなやまみのる)が、小学生の息子・無夫(むなやまむーお 通称「ムー夫」)の、子供ならではの深淵な問い掛けに答える。──あなたのアタマは風を通していますか? 常識的思考によどんだ脳細胞の蜘蛛の巣払いに、この一冊! 鬼才・榎本俊二が贈る、謎と哲学的考察と形而上的示唆に満ちた空前絶後の笑いがここに!!
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Posted by ブクログ
むちゃくちゃ面白かった。無意味を考える楽しみが一周回って謎の驚きと感心まで生み出していて感動しました。吉田戦車の『伝染るんです。』とか好きな人にお勧めしたい。
Posted by ブクログ
ギャグ漫画を読んで面白いと思ったのは初めてです。笑えるのとはちょっと違う。軽いけど深い。意味不明でシュール。気持ち悪いの三歩手前くらい。そんな感じ。
Posted by ブクログ
爆笑はない。
でも、おもしろすぎる。
「笑い」のギャグ漫画というよりも、
「おかしみ」のギャグ漫画である。
この漫画の「おかしみ」は、
普段は気にも留めないことを、
これでもか、と無駄に突き詰めていく作者の姿勢にある。
ここ。
「無駄に」というのが重要で、
必要のない行為をする余裕(もしくは豊かさ)が、
作品の懐の深さに繋がっている。
と、
いうか、
ぼくもこんな穿った思考をしているので、
シンパシーを感じずにはいられないのです。
それだけで、もう好き。
たまりませんね。
最後に、
絵柄からは想像だにできないくらい、
絵・セリフ・コマ割等が緻密に構成されているので、
すべてを汲み取るのは相当の読解力が必要だと思います。
(もちろんぼくは僅かしか汲み取れていないとぞ思う)
Posted by ブクログ
えの素のような度の過ぎるエログロを廃し、結果としてこのような理屈の通ったように錯覚する狂気の漫画になった。こればかりは読まなければわからない。 「○○リ」が定着する前の初期のエピソードは逆に新鮮。何度読んでも楽しめる傑作。
Posted by ブクログ
榎本俊二の「ムーたち1」。もはやギャグ漫画ではなく、哲学でもあり認知科学でもあり記号論でもあり記憶術でもありオカルティズムでもありそれ以外の全て、といえば言い過ぎだがそんな感じのもの。非常にわかり易くストレートな内容に感じられたがどうか。認識一つで世界を改変できる可能性を教える、父こ子の教育論にもなっていることに注目。
Posted by ブクログ
シュール……!
私と弟のバイブルです☆笑
ムー語で喋り出すとやめられません(*^^*)
目の付け所すぎ。
もっと続いてくれたらよかったのに
2巻で終わってしまいます。残念。
Posted by ブクログ
親子の会話を通して語られる哲学書。物事をある側面から見るとこんな新しい発見が・・・なんて物はなくて「不毛」という言葉がしっくりくる。ただ「子供の頃に頭に巡らせたあらゆる思いで、何が不毛で、何に価値があったかは簡単ではないぞ」という発見をさせてくれる点で良書。
Posted by ブクログ
ふつうの人には、何コレ、で終わるであろう。
シュールが理解できない方にはつらいかも。
かわいくてジャケ買いしてしまいました。けど、コレのおかげで笑いの価値観が同じ友人に出逢えたので、まんぞく。
ゴッド・ブレス・ユー。
Posted by ブクログ
この漫画は、講談社の漫画雑誌「モーニング」に2006年〜2007年9月まで連載されたものを単行本にしたもので、全2巻出ています。物語の舞台は登場人物達の生活圏内が殆どで、話のテーマは哲学的とも言える内容で、読者は考えさせる内容になっています。
副題は「a man keeps fighting for the family!!」ということで、直訳すると「男は家族の為に戦い続けている。」ということになるそうです。
この漫画は、知る人ぞ知る、立田山登さんという最強の漫画オタクさんからオススメいただいたものです。
これは、あっというまに読めますし、自分の解釈力が問われる大人の漫画です。
哲学的にものを考える事が嫌ではない人にはオススメかもしれません。
ゴッド・ブレス・ユー