あらすじ
いつの日か運命の人にめぐりあえる。そう信じて待ち続けてきたけれど……。■カリフォルニア最後のバージン。それがリラについた不名誉なあだ名だった。高校時代は勉強熱心なあまり、浮いていた。大学時代は気軽に男性とつき合えず、デートの相手もいなかった。そして、今は……軍人の父が連れてくる花婿候補に会うたび、風変わりな外見とふるまいのせいで断られつづけている。もう、うんざり。わたしは一人で生きていくわ。そう決心した彼女は見合いを阻止するため、婚約者がいると嘘をつく。だが父は取り合わず、またしても部下の男性を引き合わせた。たくましい体つき、輝く緑の瞳。目をみはるほどハンサムな男性だ。思わず心ときめかすリラに、彼ははっきりと自分の考えを示した。君のお父さんに頼まれたから仕方なく会ってみただけだ。誰とも結婚するつもりはない。まして上官の娘なんてまっぴらだ、と。
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Posted by ブクログ
海軍に勤める父親の元を訪れるたびに、父親が選んだお気に入りの花婿候補とひきあわされるヒロインのリラ。
彼女にその気がないのはもちろんですが、相手の男性たちも、彼女の風変わりなファッションセンスや、行動力についていけず、毎回失敗続き。
父親の無駄なおせっかいをやめさせるために、彼女が思いついた作戦は、「芸術家の彼と婚約しました。」作戦でした。しかし、娘を自分と同じ海兵と結婚させたい父親は、あきらめず…。
婚約報告後、彼女が父親の元を訪れた際に、彼女のお目付け役として抜擢されていたのは、ケヴィンという離婚歴のある男性。とんでもなく素敵な男性でしたが、彼は前回の結婚で、妻に裏切られていて、女性不信に陥っていました。
2人は、一緒に出掛けるうちに、お互いに惹かれ合うようになっていきますが、リラは婚約者がいるという嘘をついていた為に、関係が進展しません。
リラが、その嘘を告白した後は、ケヴィンはあっという間に、前妻に利用された悪夢が蘇り、自分の心の中から、彼女をシャットアウトしてしまいます。
うーん。惹かれあう展開も、それほどロマンチックなものも無いし、ヒーローに見せ場らしいところも無いし、ちょっとイマイチだったかなぁ。
ヒロインは、なかなか魅力的な女性でした。