あらすじ
1995年秋、ついに太陽系外に惑星が見つかった。以後続々と惑星発見のニュースがもたらされたが、発見された惑星系は我々の太陽系とはかけ離れた異形のものだった。生命を育む星、地球。その存在は稀有で孤独なのだろうか。惑星系形成理論とコンピュータシミュレーションによって地球型惑星の存在に迫る。
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Posted by ブクログ
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字宙から地球を見るとその奇跡のような美しい存在に宇宙飛行士は心打たれるとい う。暗黒の宇宙の中でそこだけがオアシスのようだともいう。オアシスたる地球の瑠 璃色、それは海である。生命を宿す惑星地球、それはどのような条件を満たすものな のか。そして、銀河には他にも「地球」があるのか。最終章では「地球」とは何かを 整理して、最新の惑星系形成論と照らし合わせながらその存在確率について考えてみ よう。
Posted by ブクログ
しぶい出版である。薄い中に、驚くべき事実がさらっと述べられている。月の存在が地球のような生命を宿す惑星の決定打となっていたなんて。。。一億個の地球というタイトルに偽りはない。本書ではドレイクの方程式とは違う積算根拠で、地球の存在確立を算出している。そこが一番の見所だと思うが、月形成のシミュレーションがパラパラマンガになっているなんて、しぶすぎるにもほどがある!!!月形成のジャイアントインパクト説のイメージが少し変わった。やはり学問って素晴らしいと思う。太陽の最後に際しても地球は飲み込まれないという知見も初めて接した。
・衛星・リングとロッシュ限界:潮汐力と粒子間重力の視点
・月の影響により、地球は自転時間を4時間から24時間に変化できた。10億年前のストロマライトの化石を見ると、年輪が入っており、そこから当時の一日が今より短かったことが分かる。
・地球の条件5つ。P97