【感想・ネタバレ】十三回忌のレビュー

あらすじ

資産家夫人の法要ごとに起こる娘殺し。一人は生きながら串刺しに、一人は首を持ち去られ、一人は唇を切り取られた。怪現象に手をこまねく警察を嘲笑うかのように、十三回忌でまたもや事件が起きた――。怒濤の「まさか!?」がクセになる、「やり過ぎミステリ」で人気急騰の著者のデビュー作!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

困難な状況でどうやって連続殺人を行ったのか?
そこだけが焦点になっている本格推理小説。トリックや仕掛けに興味があるミステリーファンだと評価は違うのかもしれないが、そこまで熱心なミステリーファンではない俺にとっては、それ以外の目の粗さが気になって、どうも集中できなかった。

警察官同士の会話も、資産家一家の関係も、名探偵の冴えっぷりも、どれもボヤーっとしてる感じで残念。人間描写は二の次…っていう小説もあっていいのだろうけど、俺にはちょっと読みづらかった。

0
2020年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなかトリッキーな連続殺人事件。
最後に突然海老原が真相を暴き出すので、あっという間に真相がわかってしまった感じ。
個人的に複雑な家系図の推理小説は大好きなんだけど、こんな家族関係の一族がみんな一緒に暮らすのはつらいだろうな・・・

0
2019年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルの持つ禍々しい響きがフックとなり、帯に書かれた「ラストに騒然」というキャッチが決め手となって手に取った一冊。

しかし残念なことに、その期待を満たすにはいたらず…

一回忌、三回忌、七回忌と同じ日に殺人が行われるという設定は興味深いものがありました。ただ、それ以外に惹かれる要素がなかったかな、と。

個人的に本作のような非現実なトリックを用いたミステリが好みではないという点。特にバスと土砂の件は、あまりに「ゲーム的」な香りが強くて、やや引き気味になってしまったことも、あまり良い印象に繋がらなかったのかも。

そうした点を「パズル的なミステリなんだ」と割り切って読んだとしても、真犯人があの人物だったからといって特に感慨深いものもなく…

なにより事件を中心に描きすぎて登場人物に魅力が感じられず、思い入れできなかったことが個人的な好みとかけ離れていたように思います。人物描写も少なすぎて、登場人物のルックスがぼんやりしてしまったことも好みからかけ離れていました。

もとより私自身がミステリを読むのに向いていない体質なのかもしれませんが、もうちょっと登場人物各個人の人格とかを大切にしてほしいなーと思った次第です。

0
2015年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

探偵登場でやっと事件解決へ話が動き出し、会話も増えておもしろくなった。それまでの警察側からの事務的な事件経過がちょっと退屈~。
刑事たちの代替わりの静かな執念が最後まで伝わってきてよかったな。
一番目の事件のトリックは大技すぎて説明聞いてもポカンとしてしまうw

0
2013年07月17日

「小説」ランキング