あらすじ
父親の遺した楽譜を探すため、聖楽学院に男として入学して数ヶ月。学院生活には慣れたものの、アティーシャは合奏コンクールの練習中、上級生・ジェッツの過剰なスキンシップに振り回される毎日を過ごしていた。
そんなある日、怖がりなのに、憧れの王子様サリアンと協力して、学院の七不思議の謎を追うことになってしまい…!?男だらけの音楽学院で繰り広げられる、乙女のスクールライフ♪待望の第2弾登場!!
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Posted by ブクログ
12月中旬頃に発売した、聖鐘の乙女2巻です。
アイリス文庫はあんまり人気が無いので(新規レーベルはどこでもそうですが…)、こちらの本も私の働いているお店ではさっぱりと売れている気配はなんですけどw
設定は良くある女の子が何かしらの目的を持って男子校に通うお話です。
周りが美形だらけというのも良くある設定ですねw
さてさて、そんな少女漫画に良くありそうな設定のこちらの小説。
今回も美形な王子様(本当に一国の王子様ですw)とのドタバタハプニングが中心ですね。前回は王子様のお供の騎士(ネイト)との絡みが多かったのですけれど、今回はサリアンさまとの絡みが中心でした。
怪談話の調査をしていく中で、騒動に巻き込まれていくアティたち。
今回はネイトほとんど出番ありませんw
まだまだ物語は序盤ですので、取り合えずは主要キャラに一人ずつ焦点を当てて書いているのかなぁ、という感じがいたしますが、とにかくテンポ良く進んでいくので、あっという間に読んでしまいました。
それほどページ数があるわけでもないんですけれど、気がついたら残り数ページになっていたというほど、読みやすかったです。
本宮氏の「幻獣降臨譚」と比べても、明るくギャグテイストで進んでいくので重くもならず、さくっと読めました。
少女漫画っぽい小説が好きという方にはお勧めです。