あらすじ
「君の十八歳の誕生日に、必ず迎えに来る」――幼い頃、ルキウス草の咲き乱れる月夜の花畑で、魔法をあやつる流浪の民の少年・ジークと、結婚の約束を交わしたシェリル。その言葉を信じ、親の勧める縁談を断固拒否し続けてきたが、約束の日から何カ月経っても彼はやって来ない。シェリルは市長の息子との見合いを脱走し、彼の一族の消息を求めて街に出る。変な馬車に乗せられたシェリルが辿り着いたのは、不気味な孤城。ジークは、魔物の世界・カーデュエイルの<異形の魔王>になっていて……!?
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Posted by ブクログ
久々に、少女向けのラノベを読んだ感じがします。
物語の主人公はシェリル。
シェリルはその昔、「君の18歳の誕生日に、必ず迎えに来る」と約束してくれた、流浪の民・ジークとの結婚の約束を大切に守り続けている。
けれど、約束の日が過ぎても、迎えは来ない。
18歳を過ぎると結婚することが一般的なこの街で、シェリルはついに見合いの時を迎えてしまう。
シェリルはそこで見合いの隙を見計らって脱走。そのまま、ジークを探すために街を彷徨うことになる。
ところが、ジークの消息は一向につかめず、それどころか、「死んだかもしれない」という噂を聞き、絶望するシェリル。そんなシェリルの前に現れたのは、奇妙な馬車。
その馬車に乗ると、シェリルは魔物だらけの不気味な城にたどり着く。そこで、ジークと再会するシェリルだが、ジークは魔物の世界・カーデュエイルの《異形の魔王》になっていて……!? という話でした。
気の強いけれど、ピュアな女の子が幼馴染みを待ち続けるけど、結局来なくて、来たのは、姿を変えてしまった幼馴染みで……という、やや美女と野獣寄りの話……ですね。
女の子が一途なラブロマンスが好きな人は、読んでみるのをオススメします。
個人的には、まあ普通かなあ……という。
Posted by ブクログ
もう少し!って感じの内容でした。
結婚を約束していた少年(現・魔王)に対する、ヒロインの言動が少しヒドイ気が....
(魔王に対する、他者とヒロインとの差があれば良かったのに)
二人を繋ぐと思われたアイテムも、何の意味もないじゃん!って感じで、もう少し役割を果たして欲しかったです。
そしてラエル、勘違いした事を魔王に伝えるな。
ページの関係なのか、果たして魔王の誤解が完璧に解けたのかどうか....微妙な和解(?)。
ハッピーエンドです。