【感想・ネタバレ】絶深海のソラリスのレビュー

あらすじ

深海に沈む都市にS.O.Sが鳴り響いた時――平和だった日常は終わりを告げる。【深海】×【絶望】戦慄の本格パニックノベルが登場。この《結末》を僕達はまだ、知らない。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

す、救いは……救いはないのですか……
序盤のいかにもラノベらしい明るい文体の学園ラブコメ展開からの、事件が起こってからのこの絶望……
出版から10年も経った今となっては「明るい始まりからの鬱展開」自体は珍しいものでもないけど、ここまで前半も後半も気合い入れて書かれてると……多少ネタバレ知っててもメンタルにくるなぁ
丁寧に丁寧に絶望を重ねてくる手腕がすごすぎる

2巻は希望が持てる終わり方って噂、信じていいのかな……
信じて読むぞ……

0
2024年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょ・・ちょ~~おもしろい><
ほんとに面白いやつって、読んでて息ができなくてなんか息継ぎしたり途中でちょっとやめたりするときがあるんだけど
これもおもしろかったよ~~~~><

セクハラやちょっと主人公いいひとの皮をかぶったけっこうえぐいというか妹もえですか
みたいなところはあったけど
そういう女の子絡みの云々かんぬんも実は別にきらいじゃない(ちょっと食傷気味というかあきてるだけかな)ので
かわいい女の子のかわいい描写はむしろ好感いいぞもっとやれ的な

あさぎりさんも好きなイラストレーターさんなので(表紙では気づかなかったけど)
口絵もおいしい
挿絵も最高

でもまさかの鬱展開で
ああ。。こういうハナシなのね・・
と西尾維新ばりの殺しまくりに(昨今めずらしくはないけど)ボーゼンとしてしまった・・

でも戦争ものがきらいじゃない、ガンダムみてかなしいといいながらひそかに期待してるわたしなので
バトロワものも不条理だといいながら好物なわたしなので、
すごく面白かった

ひどいひどいかわいそうだといいながら
楽しんでしまった・・・

おもしろすぎた。
2巻まで出てるのかな?
2巻もよみたいー
とりあえず絵かきたい

先輩がすき

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2016年02月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「美少女萌えライトノベル×深海パニックホラー」
混ぜるな危険。ダメ、絶対。
久しぶりに面白い小説とめぐり合った。
ここまで楽しめたのは数年ぶりかもしれない。
ただ、やっぱりどうしても後味は悪いね。
登場人物がすげー可愛い美少女になってるだけで、内容的にはオーソドックスな洋画のパニックホラーとほぼ一緒
イヤー、面白いんだけどね。やっぱ遺憾だよね。(´∀`;)
まさに、ノベルゲームでいうところのバッドエンド一直線。
ゲームと違ってハッピーエンドがないってのが切ない。

洋画のパニックホラーは大好物なので非常に楽しめたんだが、やっぱり萌え美少女でやられるとキビシイネ。(^^)
でも面白かった。
続編が出るなら是が非でも読みたい。

ちなみに、本編主人公の飄々としたキャラクターはかなり好みのタイプ。
各ヒロインもどれも魅力的で、同作者のもっとライトな作品も読んでみたいと感じた。

ジャンル的にはパニックホラーだけど、登場人物がほとんどパニックを起こさないところも特徴だと思う。
この手のパニックホラーを少女にやらせると、感情的に泣き叫ぶシーンや性格が急変してキャラ崩壊する展開なんかでシラケルことが多いんだが、この作品ではほぼ淡々と冷静に進行し、キャラが崩壊するってことがない。
もちろん、感情的な高ぶりはあるのだが、善人が悪人に豹変するような似非ヒューマンドラマがない点が非常に好ましかった。
安っぽいB級ホラーで、すぐに人間同士が憎しみあう展開が嫌いなんだよね。
そういう嫌いな方向に話が向かなかったので、最後まで楽しかった。

まあ、嫌いな方向っていうならバッドエンド方向に進んで欲しくなかったわけだけど。
このクオリティなら美少女を使わずに、むくつけき男共でも十分面白かったと思う。
美少女使うなら、キャピキャピ萌え萌えでちょっとホラーな味付け程度にとどめておいて欲しかった。
それが素直な感想。
なんだけど、それでもあえてこの鬱作品に続編があるのなら、このマイナスを下敷きにして高く飛び上がって欲しいと思う。肯定。
まだ妹ちゃんとかいるしね!
マジ、続編でないかな。

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2014年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 結論から言えば大当たりだった。非常に面白い。

 ジャンルは裏表紙曰くパニックノベル。前半は正直なところ退屈だった。というかイライラしながら読んでいた。一人称と三人称の混じった読みにくい文章に、現実とあまりにもかけ離れた紋切型のキャラクタ、灰汁の強いセリフ回しなどなど。ラノベらしい要素(ここでは否定的な意味で)があふれかえっている。ここでは、それを「お約束」と呼んでみる。

 それだけに、その「お約束」が次々と裏切られてゆき、最後まで読み終えたところで自分が完全に欺かれていたことにようやく気が付く。パニックが起こることは知っていた。それでも、友情パワーで苦境も乗り越えるだろうとか、超展開が巻き起こって助かるだろうとか、全員殺したりはしないだろうとか、続編あるらしいしメインヒロインは生還するだろうとか、多大な犠牲を生んだとしても施設に突入したことに意味はあっただろうとか、全て夢オチだろうとか、そう思っていた。

 最初は「お約束」を忌み嫌っていたはずが、いつの間にか「お約束」の到来を願っており、最後まで抱いていたわずかな期待すらアイシュの登場で蹴り砕かれる。そこでようやく自分が作者の掌の上にいることを自覚させられるのだ。

 前半と後半の落差やグロ描写の秀逸な小説はたくさんあるが、それはおそらく副次的なもの。書き手に自分の心中を見透かされているような空恐ろしさこそ、この小説の醍醐味ではないだろうか。

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2016年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公を取り巻く美少女が全員死んでしまうと言う衝撃の展開。あの流れから主人公がどう動くのか、続きが読みたくなりました。完成度高い作品。お勧めです。

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2014年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価:☆3.5

【深海】×【絶望】 戦慄の本格パニックノベルが登場。
――この《結末》を、僕達はまだ、知らない。


水没した世界、その世界に対応した《水使い》の異能力と魅力的な設定、そして典型的な高飛車だけど優しい系天才(でドМ)のクロエという魅力的なキャラ、そんなクロエとナツカの案外相性がいいペアの成長が楽しみ!

・・・などと思っていたんですが、後半の怒涛の展開でゲッソリ・・・w
いやよく出来てると思うんだけど、特にクロエに愛着湧きまくってたので物語に引き込まれるよりもショックが大きくなってしまった。
パニック物のラノベなんて読んだことなかったんだけどこういうものなのか・・・?
軽くトラウマものなんですが、これで続刊があるということに驚きを隠せない。
世界観は非常に魅力的だと思うんだけど、ここからストーリー展開していくだけのキャラが出てくるのか?
仮に出てきたとしてもこの巻のことを引きずってしまって素直に楽しめなさそうな。

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2015年04月21日

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