【感想・ネタバレ】絶深海のソラリスのレビュー

あらすじ

深海に沈む都市にS.O.Sが鳴り響いた時――平和だった日常は終わりを告げる。【深海】×【絶望】戦慄の本格パニックノベルが登場。この《結末》を僕達はまだ、知らない。

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ネタバレ

す、救いは……救いはないのですか……
序盤のいかにもラノベらしい明るい文体の学園ラブコメ展開からの、事件が起こってからのこの絶望……
出版から10年も経った今となっては「明るい始まりからの鬱展開」自体は珍しいものでもないけど、ここまで前半も後半も気合い入れて書かれてると……多少ネタバレ知っててもメンタルにくるなぁ
丁寧に丁寧に絶望を重ねてくる手腕がすごすぎる

2巻は希望が持てる終わり方って噂、信じていいのかな……
信じて読むぞ……

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2024年06月21日

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題名の通り『惑星ソラリス』のような異世界的な舞台を
ライトノベルなキャラクタに結び付けて冒険させる話
ガガガ文庫の『俺が生きる意味』(だっけ?)と同類だが
とても書き慣れた筆運びで実力の差をまざまざと見せつける
枠組みが単純であるだけに上手さが出ているが
平坦な場のような他ではどんな感じになるのだろうか

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2018年10月25日

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ネタバレ

ちょ・・ちょ~~おもしろい><
ほんとに面白いやつって、読んでて息ができなくてなんか息継ぎしたり途中でちょっとやめたりするときがあるんだけど
これもおもしろかったよ~~~~><

セクハラやちょっと主人公いいひとの皮をかぶったけっこうえぐいというか妹もえですか
みたいなところはあったけど
そういう女の子絡みの云々かんぬんも実は別にきらいじゃない(ちょっと食傷気味というかあきてるだけかな)ので
かわいい女の子のかわいい描写はむしろ好感いいぞもっとやれ的な

あさぎりさんも好きなイラストレーターさんなので(表紙では気づかなかったけど)
口絵もおいしい
挿絵も最高

でもまさかの鬱展開で
ああ。。こういうハナシなのね・・
と西尾維新ばりの殺しまくりに(昨今めずらしくはないけど)ボーゼンとしてしまった・・

でも戦争ものがきらいじゃない、ガンダムみてかなしいといいながらひそかに期待してるわたしなので
バトロワものも不条理だといいながら好物なわたしなので、
すごく面白かった

ひどいひどいかわいそうだといいながら
楽しんでしまった・・・

おもしろすぎた。
2巻まで出てるのかな?
2巻もよみたいー
とりあえず絵かきたい

先輩がすき

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2016年02月29日

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悔しいけれども面白い。面白いという表現は適切ではないが、面白い。
ラノベならではのキモさはある。緊張感のある場面でもキモい会話を差し込んでくる。
しかし、ここまでの絶望を描けるものだろうか。絶望の上に絶望を塗り重ねてくる。まさかそこまではやらないだろうと思っていたけど。。。

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2018年11月04日

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 「水使い」と呼ばれる異能をもった訓練生5名と教官2名が深海で起きた残酷な事件に巻き込まれる話。

 全体としては、洋画のパニックホラー映画(プレデターとか、ディープブルーとか)をライトノベルでやりました、という感じ。とにかく読後感が最悪。物語の方針が徹底していて、ここまでやると賛否両論出るんじゃないかと思うが、逆にそれがこの本の狙いなのかなとも感じた。
 解りやすい表現やちょっとした伏線など、文章自体のレベルは高いし、なにより各キャラの魅力の引き出し方が非常にうまくて惹かれるものがあった。それだけによけい結末のショックが大きい。怖いもの見たさという意味では他人にぜひオススメしたい。

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2014年12月27日

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まず「絶望率100%」というオビの言葉に納得。
洋画によくあるようなパニックホラーもののライトノベル。これをあのMF文庫が出しちゃうんだもんなぁ。
平和な学園ラブコメから一転、中〜終盤のあまりの救いの無さにページをめくる手が止まらなかったりとこの“落差”がすさまじい。

後味の悪さもあって好みが分かれるところですが、完成度の高い作品なので興味を持ったらぜひ1度。

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2014年08月28日

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ネタバレ

「美少女萌えライトノベル×深海パニックホラー」
混ぜるな危険。ダメ、絶対。
久しぶりに面白い小説とめぐり合った。
ここまで楽しめたのは数年ぶりかもしれない。
ただ、やっぱりどうしても後味は悪いね。
登場人物がすげー可愛い美少女になってるだけで、内容的にはオーソドックスな洋画のパニックホラーとほぼ一緒
イヤー、面白いんだけどね。やっぱ遺憾だよね。(´∀`;)
まさに、ノベルゲームでいうところのバッドエンド一直線。
ゲームと違ってハッピーエンドがないってのが切ない。

洋画のパニックホラーは大好物なので非常に楽しめたんだが、やっぱり萌え美少女でやられるとキビシイネ。(^^)
でも面白かった。
続編が出るなら是が非でも読みたい。

ちなみに、本編主人公の飄々としたキャラクターはかなり好みのタイプ。
各ヒロインもどれも魅力的で、同作者のもっとライトな作品も読んでみたいと感じた。

ジャンル的にはパニックホラーだけど、登場人物がほとんどパニックを起こさないところも特徴だと思う。
この手のパニックホラーを少女にやらせると、感情的に泣き叫ぶシーンや性格が急変してキャラ崩壊する展開なんかでシラケルことが多いんだが、この作品ではほぼ淡々と冷静に進行し、キャラが崩壊するってことがない。
もちろん、感情的な高ぶりはあるのだが、善人が悪人に豹変するような似非ヒューマンドラマがない点が非常に好ましかった。
安っぽいB級ホラーで、すぐに人間同士が憎しみあう展開が嫌いなんだよね。
そういう嫌いな方向に話が向かなかったので、最後まで楽しかった。

まあ、嫌いな方向っていうならバッドエンド方向に進んで欲しくなかったわけだけど。
このクオリティなら美少女を使わずに、むくつけき男共でも十分面白かったと思う。
美少女使うなら、キャピキャピ萌え萌えでちょっとホラーな味付け程度にとどめておいて欲しかった。
それが素直な感想。
なんだけど、それでもあえてこの鬱作品に続編があるのなら、このマイナスを下敷きにして高く飛び上がって欲しいと思う。肯定。
まだ妹ちゃんとかいるしね!
マジ、続編でないかな。

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2014年04月05日

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ラブコメ系のラノベかと思った。 #日本SF読者クラブ 。
読んだら、いい意味で予想を裏切る「拾い物」。ラノベのレーベルから出ているし、イラストからもそんな印象を受けたので、しばらくは積読状態だった。

「大海害」と呼ばれる事象で陸地の多くが水没した未来。「ソラリス」とは一部の人間を水中でも活動可能にし、「テリトリー」と呼ばれる特殊能力を与える謎の鉱物。そんな能力を得た彼らは水使いと呼ばれた。舞台は、その水使いを教育するアカデミーで、教官と訓練生が登場する(お約束ですね)。

最初は、ほんとにラブコメ系の展開。しかし、後半からは一転して、ハードなモンスターパニック物に。もしもアーネスト・ボーグナイン(CV:故富田耕生さん)が登場すれば、もう少し助かる人もいたかもと、勝手に空想した。

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2020年10月09日

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ネタバレ

 結論から言えば大当たりだった。非常に面白い。

 ジャンルは裏表紙曰くパニックノベル。前半は正直なところ退屈だった。というかイライラしながら読んでいた。一人称と三人称の混じった読みにくい文章に、現実とあまりにもかけ離れた紋切型のキャラクタ、灰汁の強いセリフ回しなどなど。ラノベらしい要素(ここでは否定的な意味で)があふれかえっている。ここでは、それを「お約束」と呼んでみる。

 それだけに、その「お約束」が次々と裏切られてゆき、最後まで読み終えたところで自分が完全に欺かれていたことにようやく気が付く。パニックが起こることは知っていた。それでも、友情パワーで苦境も乗り越えるだろうとか、超展開が巻き起こって助かるだろうとか、全員殺したりはしないだろうとか、続編あるらしいしメインヒロインは生還するだろうとか、多大な犠牲を生んだとしても施設に突入したことに意味はあっただろうとか、全て夢オチだろうとか、そう思っていた。

 最初は「お約束」を忌み嫌っていたはずが、いつの間にか「お約束」の到来を願っており、最後まで抱いていたわずかな期待すらアイシュの登場で蹴り砕かれる。そこでようやく自分が作者の掌の上にいることを自覚させられるのだ。

 前半と後半の落差やグロ描写の秀逸な小説はたくさんあるが、それはおそらく副次的なもの。書き手に自分の心中を見透かされているような空恐ろしさこそ、この小説の醍醐味ではないだろうか。

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2016年03月28日

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ショックすぎて逆に楽しくなってくるレベル。
いやーこれは…すごいな。正にパニックものだな。
あーいやごほん。えーと本編は…。

《水使い》の訓練施設であるアカデミーを卒業して一年後、教官として帰ってきた主人公ミナトは、セクハラ野郎扱いを受けつつも図太く、落ちこぼれの癒し系幼馴染ナツカと戯れたりツンデレ天才少女クロエを調教したりしつつ、二人を組ませてそれぞれの成長を促そうと真面目に教官をやっていた。
うーん、まさかのうっかり発言で涙目になっちゃうクロエあざといまでにかわいい。しかしやっぱり私はナツカ派ですね!幼馴染属性大好きですから!深海撮影の遠征演習参加を目指してがんばる二人もとても良い。
そしてこの辺りで登場するメイファ!メイファ好きだー!メカ嫌いの無表情っ娘で特徴的な口調。イイキャラしてるぜ。
ところがそんな彼女らを引き連れての遠征演習はパニックの連続で…!?ドキドキが止まらない!深海パニックストーリー☆

うん、間違ってない。えーと…あ、主人公の能力(MAI)実に中二的にかっこよくて好きです。ミシェルちゃんも好きだなー。

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2015年10月18日

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痛い!心が痛い!!
読んでる途中、何回か精神的にきつくて読む手を止めてしまったぐらいきつかったです。展開としては、予想しやすいものが多かったけど恐怖感が鮮明に伝わって非常に面白かったです。またそれぞれキャラがたってたのもとてもよかった。続きが出るなら買ってしまうかも。

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2015年02月26日

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水使い:それは22世紀の人類が生み出した深海踏破の異能。
訓練生を指導するために学園に戻ってきた主人公は、成長する後輩たちの姿に楽しみを感じ始めていたが、深海に沈む都市から鳴り響いたSOSにより、日常は終わりを告げる。

前半と後半の落差にやられる1冊ですね。
前半はホントに日常シーンでこれだけならまったく評価しなかったが、後半は怒涛の展開で結末を早く知りたくなってきてしまう。
最後までまったくゴールが読めなく、エンディングも後味が悪いというかなんというか。
こういう結末で終わらせるのも必要だよね。
残念なのは絵かな。
もっと効果的に挿入されてるとより入り込める作品になったと思う。

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2015年02月05日

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面白かった。謎の鉱物「ソラリス」により、生身で海へ潜り、水を操る能力を得た少女たちがヒロインの深海パニックホラー。個性的なヒロインたちの会話や描写がとてもいい。ラノベらしくさらりと読めるけど、少女らを統率する新米教官の主人公が論理的&ほんわり系で、テンション高すぎず、ふわふわしすぎず、ギャグの間なんかも絶妙でスバラシイ。なので、個人的には後半の戦闘シーンに入って、その自然さが損なわれてしまったのは残念。あとうっかり事前に結末を知ってしまい、物語自体への衝撃が薄かったのが悔しい!前情報ナシでの読書推奨。

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2014年09月05日

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ネタバレ

主人公を取り巻く美少女が全員死んでしまうと言う衝撃の展開。あの流れから主人公がどう動くのか、続きが読みたくなりました。完成度高い作品。お勧めです。

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2014年04月15日

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このかわいい表紙からは想像もできない救いの無い物語が読者を襲う!
印象的なのは、絶望的な状況に至るまでの過程がほぼ平坦で淡々と進んでいくことだ。いわゆる決死の覚悟で死地に乗り込むような物語とは毛色が違うてんが、更に絶望を深くする。
脱出した後のエピローグ部分で起こる出来事にしてもそうで、バッドエンドものにしても普通ここまでやらないだろうと思える徹底ぶりで忘れられない1冊になった。

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2015年06月07日

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ネタバレ

評価:☆3.5

【深海】×【絶望】 戦慄の本格パニックノベルが登場。
――この《結末》を、僕達はまだ、知らない。


水没した世界、その世界に対応した《水使い》の異能力と魅力的な設定、そして典型的な高飛車だけど優しい系天才(でドМ)のクロエという魅力的なキャラ、そんなクロエとナツカの案外相性がいいペアの成長が楽しみ!

・・・などと思っていたんですが、後半の怒涛の展開でゲッソリ・・・w
いやよく出来てると思うんだけど、特にクロエに愛着湧きまくってたので物語に引き込まれるよりもショックが大きくなってしまった。
パニック物のラノベなんて読んだことなかったんだけどこういうものなのか・・・?
軽くトラウマものなんですが、これで続刊があるということに驚きを隠せない。
世界観は非常に魅力的だと思うんだけど、ここからストーリー展開していくだけのキャラが出てくるのか?
仮に出てきたとしてもこの巻のことを引きずってしまって素直に楽しめなさそうな。

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2015年04月21日

Posted by ブクログ

ネットでの評判の良さに購入。飄々とした主人公に、いい子だけど成績は良くない幼なじみ、真面目で実直故に建て前をうまく使うことができず嫌煙されている天才少女、片言で真顔で面白いことを言う武術少女とキャラクターはかなり好感度が高い。キャラクターと彼女らを取り巻く世界がとても良いだけに、物語の方向性が残念。ずっと彼女らの日常生活を見ていたかった。

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2015年03月21日

Posted by ブクログ

前半ギャルゲっぽいけど後半の虐殺っぷりがすごいと聞いて手に取ったのですが、後半はちと物足りない感じ。深海ものならやはり『ソリトンの悪魔』にかなうものはないか・・・。

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2014年10月04日

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