【感想・ネタバレ】日中食品汚染のレビュー

あらすじ

食料の6割を輸入に頼る日本。その14%が中国産です。PM2.5の降り注ぐ大地で基準値オーバーの農薬にまみれて育った野菜、抗生物質を投与された豚肉、規制をすり抜けて流通する遺伝子組み換え食品――。問題は、これらがエキスやスープの素となり、「原産国不明」の加工食品として輸入されていることです。現地では、ガンや先天性異常との関係も指摘されています。厳格といわれる日本の規制も実は穴だらけ。もはや「中国産」という表示を避けるだけでは安心できません。中国の農業研究に40年携わってきた著者が、日本の食にも汚染が浸透している実態に迫ります。

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難しい問題

食品汚染は、資本主義経済という利益追求を求め限りなくならないだろう。品種改良も農薬も食品添加物も、そして遺伝子組み替えも、科学技術の発達により可能となった代物である。
もちろんこれらの研究開発は、爆発的な人口増加に対応するためでもある。しかし、当初の理念からかけ離れたところで競争が生まれ、結果的に寿命を縮めかねない食品だらけになっている。
逆に言えば、本当に健康的な食物を作っている生産者は競争に敗れるという事態におちいっている。
競争社会によって市場の失敗が現実に起きているということであろう。それも人生と考えるしかない。

1
2014年07月01日

Posted by ブクログ

中国の優良企業が使用期限切れの鶏肉を使ったチキンナゲットを日本に大量輸出していたとして、連日、新聞、テレビで大きく取り上げられている。
「日中食品汚染」タイトルを見ただけで内容が想像できる。生唾ゴクリでページを捲った。聞きしに勝る中国食品の汚染の実態がこれでもかといわんばかりに列挙。地上汚染、地下汚染、既にありとあらゆるところが汚染されている。生産者自身が、こんなもの食えないと言い放つ代物を平気で輸出している。それでも冷凍食品をはじめとして多くの製品が中国頼みになっている日本の食品業界。エキスやスープになってしまえば原材料も産地も不明。もはや防御のすべはない。恐るべき中国食品は何の規制もなく日々上陸している。

0
2014年07月26日

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