【感想・ネタバレ】常夜のレビュー

あらすじ

学芸員の私は旧家や辺鄙な土地を訪れる機会がある。野々宮先生の喜寿を祝う会に出席した折、そうした場所で見聞きした話をまとめるよう先生に勧められ――。第8回『幽』怪談文学賞・長編部門大賞受賞作。

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Posted by ブクログ

久しぶりの長編大賞受賞なのでは!
これぞ怪談文学といった雰囲気。
民俗学だし。ふがふが。
連作短編だったので、がっつりと長編も読みたい。
次回作が楽しみです。

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2014年07月01日

Posted by ブクログ

学芸員という職業柄、私は旧家や辺鄙な土地を訪れる機会がある。野々宮先生の喜寿を祝う会に出席した折、そうした場所で見聞きした話をまとめるよう先生に勧められた。漁師町で異様な虫に寄生され、瓢箪から這い出る子供に甘えられ、紛失した「天竺」の行方を追う。土地の因習を幻想的に書き上げた九つの奇譚が綴られる。

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2018年09月20日

Posted by ブクログ

民俗学者の生い立ち、大学の研究生活、フィールドワーク、伊勢の博物館勤務、地域に住む人々との関わり合いの中に立ち上がってくること。短編集による長編。

受賞作なので、後書きではなく、他の作品も交えての講評。発表時はよかったのでしょうけれど、独立した単行本としては不似合いに感じました。

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2015年05月23日

Posted by ブクログ

湿度や閉鎖性、因習、曖昧さといった、日本文化のもつ独特の空気感が漂う。田舎の家のほの暗さが、怪しくも懐かしい。客人の居心地の悪さと、微熱のような執着に共感する。「童相撲」が秀逸。

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2014年07月10日

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