【感想・ネタバレ】パンダの死体はよみがえるのレビュー

あらすじ

現代社会では“生ごみ”扱いにされてしまう動物たちの遺体。しかし、そこには生物の進化の謎を解き明かすヒントが詰まっている。遺体を注意深く観察し、辛抱強く対話を続けること。すると、やがて遺体は隠された秘密を私たちに語り始めるのだ。「遺体科学」が到達した豊かな知の世界を、モグラからゾウ、そしてパンダまで、あらゆる動物遺体と格闘する解剖学者の日々を通して垣間見せてくれる格好の入門書。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

「遺体科学」という、聞きなれない科学について書かれた本。

ゾウ、パンダ、モグラ、コウモリ… ありとあらゆる動物の遺体を調べてきたことに関するエッセイ。たまに専門的な話が入るが、基本的に難しい話ではないので読みやすい。

何より、ゾウが息絶えた後に解剖を始め、目的の心臓まで達するのが数時間後になるとか、パンダはクマの仲間なのに笹をどうやってあの手で持っているのかとか、他のどこでも聞けないような話がてんこもりで面白かった。

遺体を切り開いたり腐臭と格闘したりと、真似はできないとは思ってしまったが。

0
2013年07月17日

「小説」ランキング