【感想・ネタバレ】小さな博物誌(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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豊かな自然が人間を育てた。少年時代からふるさと篠山の野山で遊び、生き物たちに親しんだ世界的動物学者が綴る自然交遊記。自然の美しさ、いのちの不思議さなど、数々の思い出が感動とユーモアいっぱいの物語に。

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Posted by ブクログ

読書録「小さな博物誌」3

著者 河合雅雄
出版 小学館

p202より引用
“ 百万年に百キロしか移動しないアオイの
船に乗り、ギフチョウは中部以西の日本一帯
にすみついた。その無量の進化の営為が、珍
物漁りの文明人に今、無残に狩り獲られよう
としている。”

目次から抜粋引用
“漆の名刀
 すももとゴリラ
 子猫を育てる猿
 一万年に一キロの旅
 枯木立の中の緑の灯”

 霊長類研究の第一人者である著者による、
生物との思い出等を記したエッセイ集。
過去他社刊行、「小さな博物誌」と「森の歳
時記」加筆・訂正・文庫版。
 子供の頃の生き物との出来事から四季を彩
る動植物の生態についてまで、情緒に溢れた
文章で描かれています。

 上記の引用は、ギフチョウとその幼虫のえ
さになるカンアオイについて書かれた話での
一節。本当に自然を思いやるのならば、人間
があまり近寄らないというのも、一つの考え
なのではと思います。観光で経済が良くなっ
ても、経済で取り戻せない損失が出てしまう
事もあるのでなないでしょうか。
 サルの研究だけでなく、著者の多方面の生
物に対する造詣と愛情が記された一冊です。

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2017年06月03日

Posted by ブクログ

篠山の野山で遊び、生き物たちに親しんだ世界的動物学者が綴る自然交遊記。エッセイ集『森の歳時記』を併録。

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2009年10月04日

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