【感想・ネタバレ】財務捜査官が見た 不正の現場のレビュー

あらすじ

不正の構造にメスを入れる、啓発の書
詐欺、横領、粉飾決算、闇社会への融資――。組織がらみの不正は、当事者の破滅にとどまらず、企業の業績悪化、信用取引への影響など、社会にもたらすダメージも甚大だ。にもかかわらず、なぜ不正は繰り返されるのか。飛鳥会事件、梁山泊事件など、金融界を揺るがす経済事件の捜査にあたった財務捜査官が、メガバンクから公共機関まで、人が不正に手を染めてしまう構造に斬り込む。

■目次
第一章 「国のお墨付き」金融機関による大規模詐欺事件
第二章 公共機関とメガバンクが関与した三十年にわたる不正
第三章 マーケットに忍び寄る反市場勢力
第四章 銀行出身の捜査官
第五章 「ヤクザに甘い日本」の汚名を返上せよ!
第六章 「反社会的勢力」って何?
第七章 実践! 反社会的勢力対策
第八章 経営者よ、正しい企業風土をつくれ

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Posted by ブクログ

銀行を退職し警察に入り、「財務捜査官」として事件を担当した筆者の貴重な体験記。

「カネの流れはわかりづらいようでじっくり分析すれば自ずと浮かび上がってくる」。

反社会的勢力とは?という一項も参考になりました。

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2014年05月06日

Posted by ブクログ

元銀行員で10年間大阪府警で財務捜査官を務めた人物が書いた企業のコンプライアンス関係を書いた本。
読みやすく、分かりやすく書かれている。
現在、企業でコンプライアンスを担当する部門にいる人なら本書に載っていることは「釈迦に説法」なことである。
企業の基本原理から反社会的勢力への対応方策など基本的なことが網羅されている。
この本を読むべき人は、企業で初めてコンプライアンス担当になる人や、今まで企業としてあまりコンプライアンスを重視してこなかった中小企業の経営者といったところかな。
これから企業に就職する大学生にとっても企業にとってコンプライアンスがどのくらい重要なものかちょっとかじりたいという人が読むのもいいかもしれない。

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2019年03月06日

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