【感想・ネタバレ】消えた村のレビュー

あらすじ

その村に一体何が起こったのか…… 美しさと醜さ、偉大さと愚かさが錯綜する人間の性(さが)を描く 眞海恭子の心に痕跡を刻み込む時代小説四編。

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Posted by ブクログ

岐阜県の村を中心に人との繋がりをテーマの短編。両親を亡くした少女が叔父夫婦に引き取られ辛い目に遭いながら心清く大人になる。嫁ぎ先で暴漢にあい夫の心無い言葉に逃げ出し気づくと子供の頃の育った村にたどり着く。そこで数々の偶然から医師のところで居候。医師の手助けをしながら昔イジメられた従兄弟の看病にも精を出し、見捨てる事なく死にかけの状態から回復。従兄弟は自分は虐めたのに、と言うが従兄弟のイジメは子どものイタズラ、従姉妹は近寄らなければなんのことは無いと根に持つ素振りがない不幸を背負い込んだ生き様と医師との出会いで本当の愛を知って幸せになれた。読んでいて1番心惹かれた話だった。
他の話も人間はいい人もいるんだと教えてくれる話でじっくり読み込んだ一冊。

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2023年03月19日

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