【感想・ネタバレ】源君物語 16のレビュー

古典作品『源氏物語』を題材にした本作。女の子のような容姿の主人公が、『源氏物語』の研究者である叔母(すごく美人なお姉さん!)のもとで様々なレクチャーを受け、現代の「光源氏」として、数多くの女の子たちと交流を持つようになる…というストーリー。
女性には男性にとって魅力的な部分がたくさん備わっていますが、随所随所で彼女たちはその魅力を振りまき、主人公を惑わせます(一読者である私も「うーむ」と唸ってしまうほど…)何より主人公にレクチャーをしてくれる叔母さんが、いいキャラしてます。
元の『源氏物語』の登場人物に由来するキャラクターが数多く登場するので、『源氏物語』と並行して読むと、何か新しい発見やキャラクターに対する違った見方も出てくるかも?

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欲を言えばもう一声

ついに最終巻。いろいろな箇所で匂わせていた伏線を無事回収して無事に物語は終えられた・・・わけですが、せっかく念願の相手だっただけに最後の3ヶ月の描写はもっとあっても良かったんじゃないかと。
あと卒業後の進路についてもう少し具体的な描写が欲しかったな。あれだとただの研究希望の無職になっちゃうような

0
2020年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代光源氏プロジェクト、完結。あっさりと終わったなぁ。14人目はやはり… みんな光海が誰を想っていたのかわかっていたんだな。それぞれの未来に向かって進んでいく。飲めた!

1
2019年12月08日

Posted by ブクログ

14股研究もかなり進んで物語が終盤に近づいてきているのは感じていたけど、まさかここで終わってしまうとは……
正直、この巻で終わる事に対し心の準備があまり出来ていなかったせいでこの完結を上手く受け止めきれていない自分がいる

巻の前半は明石との付き合いの続き。様々な女性と逢瀬を重ねそれなりのテクニックを手に入れた筈の光海がここに来てまさか机に対抗心を燃やす展開が来るとは思わなかったよ(笑)
まあ、流石に勝てるのだけどね。多くの女性陣と関係を持った主人公がここに来て机に負けてしまうなんて展開は流石に無いか(笑)

ただ、光海がどうしても勝ち取れないものもあって
この作品って短い期間で光海が相手の心を掴んでベッドインしていく展開が売りだと思うんだけど、その代わりか一回ベッドインした後はプラトニックな関係に戻ってしまう事が多い。
それは14股研究には都合がいいけど、光海にとっては不可解な事態。でもその原因が光海に有ったとはちょっと驚き
となると、これまで関係を持った女性陣も光海が自分に心の底から恋愛感情を抱いているわけではないと何となく察していたんだろうか
それを教えてくれたのが一時的に恋中にあった夕であったのはどことなく感慨深い

そうして始まるのは光海の本命である香子との逢瀬なのだけれど……
その流れでこれまでに光海が関係を持った女性陣が勢揃いする光景は凄まじいインパクトが有ったね!
ここでもし光海が出ていって更に全員と関係持っているとバレたらどうなるのかと色んな意味でワクワクしてしまったがそうはならず。まあ、そもそも自分以外と光海が関係持ってると知ってる娘も居るからなぁ
ここに集まる中で最後までしなかったのって朝日だけなんだよね……。物語序盤の頃は、終盤に朝日との逢瀬がもう一度あると予想していたんだけど、どうしてこうなったのか……

光海の本命が香子であることは明かされた。なら、香子はどうなのかといえば……
まさかそういう背景が有ったとはなぁ
元ネタから源氏の君=光海で藤壺=紫式部=香子とこれまで考えていたんだけど、振り返ってみれば源氏の君=香子で光海=若紫という見方も可能だったのかもしれないな
香子は自身が専攻する研究をしつつも、女性恐怖症になってしまった光海を自分に相応しい相手に教育する。本作はそういうお話だったのかも
だからこそ、香子の研究が果たされてしまえば物語は光海の自立と牛乳克服で終わり、源君物語第二章の始まりとなるわけか

正直、朝日やあの娘やその娘ともう一度何かしらの触れ合いがあって欲しいと思っていた自分には物足りない部分はあるものの14股をガチで描ききった本作には頭が下がる思いしか無い
本当に良い作品でした

0
2019年12月14日

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