【感想・ネタバレ】司法記者のレビュー

あらすじ

地検特捜部が追うゼネコン汚職事件は中央政界にも波及していた。元国交相の収賄疑惑という大スクープの直後、掲載紙の美人記者が絞殺された。逮捕されたライバル紙記者は殺人容疑を全面否認、何かを隠し沈黙する。悲劇の裏に潜むのは、スクープを求める記者の意地と、「正義」と銘打たれた特捜部の横暴で杜撰な捜査だった。記者が守る「秘密」を唯一知る特捜検事は、己が所属する「日本最強の捜査機関」との対決を決意する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「元検察官が書いた小説」=「小説内の検察が現実のものである」とは言い切れない。しかし、検察による証拠の改ざん事件などが実際に起きていることを考えると、ずいぶん強引な捜査をしているんだろうなぁ、とは思う。実際のところ、特捜検事にはガリ勉タイプと体育会系のどちらが多いのかは気になるところ。

記者としての信念を最後まで貫けたかどうかが2人の司法記者の運命を分けたように思う。一人は殺人の疑惑をかけられても決して情報源を明かさなかったし、もう一人は社への影響を考えて、情報を漏らしてしまった…。

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2017年03月23日

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