あらすじ
両親を亡くし、叔父夫婦の家で厄介者扱いされ、名前まで「ミルキー」に変えさせられたローズ。いとことの結婚を断ったため、森の奥深くに住む侯爵のもとへメイドとして追いやられることに。城へ向かう途中、彼女は村からつけてきた男たちに襲われてしまう。あわやというところを助けてくれた美貌の紳士は、侯爵のリチャードだった。冷たいかと思えば甘いキスをくれるリチャードに惹かれていくけれど…?
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Posted by ブクログ
タイトルが微妙でしたけど、確かにローズっていうよりは、ミルキーって感じの女の子でした。
両親を亡くして叔父夫婦に引き取られたはいいけど、両親の遺産は叔父夫婦に取られ、しかも使用人扱いされていたのに、叔父夫婦をかなりいいように思ってて、これはすぐにだまされる子だなぁって思いました。
一方、リチャードは両親の不仲から、女性を信じられなくなってるけど、ミルキーへの気持ちが抑えきれなくて、ついつい先走っちゃってます。でも、ミルキーと仲よくしたあとすぐに後悔して背中を向けるのは、ミルキーも私はどうしたらいいの?って感じになると思いました。結婚したあともそんな感じになってるのを見るたび、リチャードに「おいっ!」って言いたくなりました。ミルキー側だけじゃなく、リチャード側の心情もたまに書かれているのはよかったですけどね。