あらすじ
結果が出なくてもあきらめない、日が当たらなくても腐らない。
ただ、コツコツと積み上げる――
言葉にすることは簡単ですが、実際に行動するのは至難の業です。
しかし、フィギュアスケート日本代表の鈴木明子さんは、地道な努力を続けて、オリンピック2大会連続入賞、28歳での全日本選手権優勝など、いくつもの栄冠をつかんできました。
だれかと比べない。戦うのは自分自身
2014年3月に行われた世界選手権で
22年間のスケート人生に終止符を打った鈴木さんはこう言います。
「この本のタイトルは『ひとつひとつ。少しずつ。』です。
私の22年間のスケート人生をあらわしています。
もしかしたら、何段も飛ばしていく方法もあったかもしれません。
でも、私にはできませんでした。
ひとつひとつ。
少しずつ。
階段を上がっていきました。
私には一歩一歩上がるしか方法はなかったのです」
本書では、鈴木明子さんの生き方があますことなく紹介されています。
たとえば……
○目立たないことをコツコツと
○過去は引っ張り出さない
○「自分がどれだけできたか」が成果
○「できない自分」を受け入れる
○心が折れてもあきらめない
○そのときの自分が決めたことを信じる
○「楽しい!」と思える方法を探す
○可能性を広げれば夢は大きくなる
がんばっているのに成果が出ない人、生き方に迷っている人にぜひ読んでいただきたい一冊です!
自身初の著書に、表紙の候補となった撮り下ろし写真を電子書籍限定で収録しました。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
心が折れることがあってもいい。でも、あきらめないことが肝心です。この言葉が、私にとって折れてもいいんだってことで、肩の荷をおろしてくれました。
落ち込むとき、元気がないときがあってもいいんです。でも、そのときには小さなことに感謝してください。誰かに笑顔を向けてください。
完璧主義である私に完璧すぎる必要がないと言ってくれた気がします。
「大丈夫だ」と言ってくれる人がいるだけで、人はこんなにも強くなれるんだということがわかりました。
そういう人を見つけたいし、そういう人になりたいと思いました。
泣く日があっても、愚痴をこぼすときがあってもいい。でも、また元に戻れる強さを持ちたいと考えています。
元に戻れる強さ…そんな風に考えたことがありませんでした。自分自身のことは完璧に求めてしまうから泣いちゃダメ!愚痴をこぼしちゃダメ!ってダメ事項どんどん増やしていって、しまいにはやっぱり自分って駄目だ…みたいに思っていました。。。
元に戻れる強さがあれば、泣いてもいい。
そんな風に私は解釈しました。
明子さんは、完璧主義でストイックな方なんだなと感じました。