あらすじ
「アベノミクス」の次は「憲法改正」がくる!
いま日本人が読むべき一冊!
第2次安倍政権の誕生、竹島や尖閣諸島などの領土問題の緊迫化、決められない政治への不満などで、憲法改正の機運が高まっている日本。果たして、憲法改正はなされるのか?「国防軍」「天皇制」「首相公選制」「愛国心」「立憲主義等」など国民生活に直結する憲法改正の諸問題を、ハーバード大学で鍛えた本物の憲法学者・小林節博士(慶応大学法学部教授)が、憲法改正の論点を語り尽くす!
さらに、ヤバイと評判の 自由民主党「日本国憲法改正案」についても詳細に説明する。
【目次】
第1章 いざ! 日本国憲法改正[憲法改正の論点]
第2章 いまさら聞けない、「憲法」とは何か?
第3章 改憲論の本丸は、ズバリ、9条改正だ!
第4章 憲法に「愛国心」を入れるのは筋違い
第5章 大統領制を導入すると天皇制がなくなる!?
第6章 一番守られるべきものは13条である
第7章 自由民主党「日本国憲法改正案」は良薬か?毒薬か?
巻末付録 日本国憲法
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Posted by ブクログ
懐かしい名前(大学友人にゼミ生がたくさんいた)を本屋で発見したので思わず購入。法学ド素人の自分にも読みやすく、参議院選前にいい勉強になった。コバセツって風貌から恐くて固いという勝手なイメージあったけど、意外とライトな文章を書いていた。
論点を箇条書き。
(1) 戦争の放棄
・空想平和主義の限界
・理想をとるか現実をとるか
(2) 天皇
・国の顔が元首である
(3) 新しい人権
・「環境権」「プライバシー権」「知る権利」
(4) 権利と義務の関係
・利己的な人間が増えたのは、憲法が原因か
(5) 二院制
・時間と税金の無駄遣い
(6) 首相公選制
・決められない政治をどうするか
(7) 憲法裁判所
・官僚的な裁判官に期待するな
(8) 地方自治
・地域主権を認めると日本は解体される
(9) 非常(緊急)事態
・大災害時には独裁体制で構わない
(10) 改正手続き
・「改憲のハードルは高い」は嘘